• このエントリーをはてなブックマークに追加

私が楽曲コンペに参加できるようになるまで

2016.01.08

私が楽曲コンペに参加できるようになるまで はコメントを受け付けていません。

Sponsored Link
cd-437723_640
LINEで送る
Pocket

プロフィールページでも少し触れていますが、私は特に音楽業界へのコネといったものを持ち合わせていなかったので、作家事務所にデモを送るというある意味王道とも言える方法で、楽曲コンペに参加できるようになりました。この辺りの話は作曲家志望の方にも需要があるかなと思うので、少し詳しく書いてみたいと思います。

大学卒業に合わせて事務所が決定

私は四年制大学を卒業しているのですが、その卒業までにはなんとか事務所に所属してコンペに参加したいなと考えていたので、卒業年である2013年の2月ごろに作家事務所数社にデモ音源を送りました。内容はフルコーラスを3曲と、今思うと少なすぎでしたね。まずは比較的志望度の高かった3社に送ってみることに。

すると、早くも送って数日後にそのうちの1社からメールが来ました。内容は、作品が良かったので2次審査に進んで欲しいとのこと。まさかこんなにすぐ返事がもらえるものとは思っていなかったので、内心かなり喜んでいました。審査の内容は詳しくは伏せますが、計4曲を提出する必要がありました。

ただ、提出までの締め切りがなかなか短めで、しかも月末に卒業旅行に出かける予定があったため、締め切りまでフルに作業することもできません。4曲を全て書き下ろしというのは到底無理だと思ったため、2曲をワンハーフサイズで書き下ろし残りの2曲はストックを提出することに。まあ、向こうとしてもこの短期間に4曲を書き下ろして欲しいとは思っていなかったと考えたので。

さて、肝心の結果でしたが、残念ながら審査にはパスできませんでした。実際には2次審査の資料を送って以来音沙汰なし。まさか2次審査で落ちていたら連絡もくれないのか…と多少は驚きましたが、そういう世界なのだと思います。

卒業旅行から帰国し、大学卒業まで1ヶ月を切っていたため少しあせりながらも、デモを追加で数社に郵送します。すると程なくして1社から再びお返事をいただくことができました

今度の事務所は2次審査は特になく、まずはコンペに参加させて実力を見るというスタンス。なんとか3月末にはコンペに参加できるようになったのでした。

1度目のコンペ生活は1ヶ月で断念

見出しの通りわずか1ヶ月でコンペを断念し、事務所を辞めてしまいます。まあ、我ながら情けない話でなにをやっているんだと言いたくもなりますが、辞めてしまったものは仕方ありません。現実問題、当時の私の実力だと短いコンペの締め切り期間内では、クオリティの高いデモを仕上げることができませんでした

加えて、クオリティの低いものについてはコンペに提出することが許されなかったため、1ヶ月の間に提出できたのはわずか1曲。現状では実力不足と判断したことや、モチベーションが下がってしまったことから一旦は撤退します。

次の挑戦に向けて

一旦はコンペを諦めてしまうものの、プロ作曲家になるという目標自体を捨てたわけではありませんでした。楽曲制作の依頼を受けたり、ギター教室に通ったり、曲を書きためたりするなど、次に作家事務所へデモを送る機会へ備えます

2度目のコンペ挑戦へ向けて

作家事務所へ送るためのデモが仕上がったのが、2015年の6月。まあ、ゲームやFXをやっていたり、海外旅行へ行ったりもしていたのでかなりの時間が経ってしまったわけですが、それはそれで無駄ではなかったと思います。

新たに仕上げたのはフルコーラス2曲にワンハーフ2曲。それに既存のフルコーラス3曲とワンハーフ1曲を合わせて、計8曲。まずは志望度の高い4社に送りました。

最初に送った4社は空振り

結論から言うとこの4社からは返事は来ていません。1週間と少し経ったころ、追加で2社に送ります。この2社はデータの応募でもデモを受け付けていました。

その内の1社からお返事おいただきました。コンペには参加させていただけるというような内容でしたが、その前に追加で2曲を送って欲しいとのこと。テーマを何種類か指定されたので、そのうちの2つを選び、曲を書き下ろします。

せっかくなのでこの機会にDAWのアップグレードやメモリの増設を行うことに。DAWはCubase5から8proへ、メモリを4GBから12GBまで増設。そんなことをしていたら予想より時間がかかってしまい、ワンコーラスを2曲作り終わったのが結局3週間後。とりあえずお返事をいただいた事務所に急ぎ送ります。

しかし…1週間ほど経っても返事がありません。これは、こちらが曲を送るのが遅すぎてダメだったかなと思い、急遽別の事務所へデモを送る準備を開始。まずはデータでの応募を受け付けていた5社に送ってみました。

デモの内容は少し変更。最初に4社に送ったデモの中から既存の4曲を抜き、今回新たに書いたワンコーラス2曲を加えて送ることに。

送った曲のうち5曲はネットで公開していますので、ご参考までに聴いてみてください。




最終的には無事事務所が決定

幸運にも、そのうちの2社からお返事をいただくことができました。最終的にはその2社の内の1社でコンペに参加することが決定しましたので、もう1社にはお断りを入れることに。7月末には無事事務所が決まりました。

8月頭からコンペの情報をもらえるようになり、2度目のコンペ生活がスタート。ちなみにこの頃になり、最初にお返事をいただいた事務所からメールが来ました。さすがにもうお話をお受けすることができないので、断りのメールを入れます。

このブログ記事を書いている時点でストックを含め計16曲を提出。ですが未だ音沙汰はなしです。厳しい世界であることは承知していましたが、案の定厳しい(笑)

コンペに参加してプロになりたいと思っているかたは、ぜひこちらを読んでおくことをオススメします。音楽業界の第一線で活躍されている作曲家、島崎貴光さんの著書です。

作詞家志望の方は、同じく島崎さんが出されているこちらの本がオススメです。

私も作詞の教本は何冊か読んだことがありますが、今までにはなかったタイプの本だと思います。

作詞家志望の人だけではなく、作曲家志望でもコンペのデモには仮歌詞を入れた方が良いですから、仮歌詞を書くためにも読んでおきたい一冊です。

島崎さんの著作第三弾。上記の「これが知りたかった〜」とはまた違った視点で書かれています。どちらかというと音楽の技術的なことよりは、大きな行動指針や精神論のような部分に焦点を当てた内容です。こちらもプロ作家志望者なら読んでおいて損はないと思います。

2017年8月に初採用が決定

2度目のコンペ挑戦開始から2年、ついにコンペでの初採用を勝ち取ることができました。参加開始から初採用までの道のりをまとめた記事を書きましたので、ぜひそちらもお読み頂ければと思います。

pexels-photo-61383メジャーの楽曲コンペで初採用を勝ち取るまでの道のり
ようやく初採用が決まりました 先日の話なのですが、ついに以前から参加し続けていたコンペの採用連絡をいただくことができました。情...

コンペ関連の記事は、こちらもどうぞ

studio01コンペに提出するデモの制作過程をまとめてみました
コンペに提出するデモができるまで プロフィールや以前の記事に書いている通り、昨年からメジャーの楽曲コンペにデモを提出し続けてい...
Musicsheet楽曲コンペで”心が折れない”ための心構え6カ条
楽曲コンペをどうやって乗り切るか コンペ関連の記事はよく読まれるようなので、第3弾を書いてみようと思います。今までのコンペ関連記...
LINEで送る
Pocket

Sponsored Link

関連記事

コメントは利用できません。

サイト内検索

プロフィール

著者:田村 琢朗(Takuro Tamura/t.tam)

プロ志望の作編曲家です。現在はメジャーの楽曲コンペに参加しつつ、個人で楽曲制作のお仕事を承っています。今までの仕事はゲームの主題歌・BGM提供が中心。
著作権フリーでお使いいただけるBGM・歌モノ素材を配布しています。
楽曲制作のお問い合わせはこちらからお願いします。

さらに詳しいプロフィールはこちら
楽曲制作のご依頼はこちら
今までのお仕事情報
制作環境


Instagram

フリーBGM素材

■DOVA-SYNDROME
DOVA-SYNDROME


■ニコニ・コモンズ
ニコニ・コモンズ


歌モノ・BGM・ジングルなどの音楽素材をライセンスフリーで公開しています。

Audiostock

一部の楽曲素材はオーディオストックにて販売しています。
フリー公開しているものより高品質なものをご用意していますので、ぜひこちらもご利用ください。
オーディオストックでBGM・効果音を販売中!

カテゴリー

Sponsored Link

Facebookページ

Twitter