初めて”最後まで仕上げた1曲”を晒してみます

2016年8月24日

作品として”初めて”最後まで仕上げた曲

今回は少し趣向を変えた記事を書いてみます。私が初めて1つ作品として、最後まで仕上げた楽曲を晒してみるというものです。

なぜこの記事を書こうと思ったか、理由は大きく分けて2つあります。

モチベーション=成長の実感という考え方

先日、こんなブログ記事を読みました。

ブロガーなら知らない人はいないと言っても過言ではない、イケダハヤトさんの記事ですね。プロゲーマーであるウメハラさんの著書からの引用を交え、モチベーションを維持する方法は”成長を実感する”ことであると述べられています。

なので安直ではありますが、初めて作った曲を引っ張り出してきて、成長を実感しようというコンセプトです。さすがに一番始めの曲を持ってくるというのは極端かもしれませんが、なるべく分かりやすいほうがいいかなと思いまして。

誰でも最初は初心者

もう一つは私が初心者だった頃の曲を晒すことで、これからDTMや作曲を始める人に勇気を持っていただきたいからです。

あたりまえですが、音楽の初心者が最初からクオリティの高い曲を作れるわけがありません。どうせ自分には大したものは作れないと思って、DTMをやってみたいけど尻込みしているという方もいるのではないかと思います。

私も今でこそコンペに参加させてもらえるレベルのクオリティで曲が作れるようになりましたが、最初からそのクオリティで曲を作っていたわけではありません。

継続して曲を作り続ければ、プロになれるかどうかは別問題として、必ずクオリティの高い曲が作れるようになるはずです。
では前置きはこれくらいにして、早速曲を聴いてみましょうか。一応前もって言っておくと、完全に初作曲というわけではなく、この前に数曲作ったことはありました。

ですが、歌に歌詞をのせてしっかりと編曲を施し、一つの作品として作り上げたのはこの曲が完全に初めてです。

初めてのオリジナル曲「memories」

聴いてのとおり、初音ミクを使ったボーカロイド曲です。当時はすでにギターを初めて4年目で、バンドでオリジナルをやっていたことが功を奏し、なんとか楽曲としての体裁は保っている状態です。

当時はDAWというものの存在を知らなかったため、打ち込みはフリーのMIDIシーケンサー「cherry」で行い、MIDIインターフェースを通してハード音源の"SC-88pro"に出力して曲を作っていました。

そもそも当時ですらSC-88proは相当古いものだったのに、なぜかヤフオクで落としています。なぜそうしたのか、自分の行動ながら今となっては謎です。

ちなみにまだ曲先だと作詞ができなかった頃の話なので、先に歌詞を書いてからそこにメロディをつけるという方法で作曲しました。(今はもっぱら曲先で作っています)

ちょうどその頃は初音ミクが発売してまだそれほど経っていなかった頃なので、私も初音ミクを買って曲作りに挑戦したというわけです。

問題となったのはSC-88proで作った2mixのオケと、ボカロの歌をどうやって混ぜるかということ。

結果的に使ったのは、以前買ったオーディオインターフェース「Edirol UA-25」に付属していた”SONAL LE”です。LEとはいえ、実はすでにDAWを持っていたというオチですね。

リバーブをボーカルにかけるとオケと馴染むのか…などと初歩的な試行錯誤をしながら(笑)、ミックスを施して完成に至りました。

最近の曲

過去の曲を聴いただけというのもなんですから、最近作った曲も貼っておきます。



本当に直近に作った曲に関してはコンペに提出しているため、残念ながらこちらでお聴きいただくことはできません。

初めて作った曲はもう7年も前のものですから成長していて当たり前なのですが、継続して曲を作り続ければ成長できるという証明にはなったかなと。

今はまだ良いものが作れなくても、続けていればいつかきっと良い曲を作ることができるようになります。

あと最後に言っておきたいのが、やはり曲を作っている上でギターとバンドをやっていた経験がかなり生きているなということ。

DTMだけを楽しむのもアリですが、なんらかの楽器を演奏すること、そして可能ならばバンドを組んでライブをやってみること。それが上達への近道かなと思いました。