コンペに勝つために読みたい『作曲・編曲・作詞でプロになりたい人が成功する方法 挫折する理由』レビュー
プロ作家志望に向けた本
このブログでもたびたび紹介している『これが知りたかった! 音楽制作の秘密100』の著者であり、制作現場の第一線でも活躍されている島崎貴光さんの新著が出たので、早速読みました。
発売日にはまだKindle版が出ていなかったので書店で買ったのですが、結果的に書籍版を買っておいてよかったと思います。一度読み終わった後も手元に置いておき、ちょっと行き詰った時に開けるようにしておきたくなる本ですね。
「コンペに勝ってプロ作曲家・作詞家になりたい」という人はぜひ読んでおくべき1冊でしょう。
どう行動したら良いかという指針
『これが知りたかった! 音楽制作の秘密100』では音楽制作のテクニックにも触れられていましたが、本作はプロを目指す上でどのように行動したら良いかということに重点を置かれて書かれています。
プロ作家志望であれば誰もが抱えているであろう悩みに焦点を当て、それに対する解決策を提示してくれます。上辺だけの方法論ではなく、実際に同じ道を辿ってプロになった立場から説得力を持って語られた文章です。
また、ネガティブ連鎖に陥らないための方法や、怠けていて行動しない状況を打ち破るための方策など、音楽的なことからは少し離れたことについても触れられています。
悩んでいる人ほど読むべき本
私のように、コンペに参加して1年半が経過するも未だ採用がないという、悩ましい状況に置かれている身にとっては、まさに待ち望んでいたといっても過言ではない本でした。
もちろん、コンペに参加するには至っていないが、参加して作曲家への道を進みたいという人にとっても得るものが多いでしょう。
以前の著作『これが知りたかった! 音楽制作の秘密100』とあわせて読むことをおススメします。