音楽理論を学べば作曲ができるようになるという誤解

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定期的に巻き起こる”音楽理論を学ぶべきか論争”

たまにTwitterなどで音楽理論を学ぶべきかという論争が起きているのを目にしますが、今回はその音楽理論に関するエントリを書いてみました。

そもそも”音楽理論”という言葉自体があまりにも広い概念を含みすぎていて、文脈によっては語弊のある表現になっている気もします。ただ、その話をしているとそれだけで1つの記事になってしまいそうなので、本記事ではその話は置いておいて音楽理論という言葉をそのまま使おうと思います。

個人的には音楽理論を学ぶべきかということは深く考える必要はないと思っていて、スタイルに応じて必要になったことを必要な時に学ぶくらいの気構えで良いのではないかと思っています。

プロ志向ではなく、趣味でDTMをやっているのならば尚更です。

ただ、誤解してほしくないことがありまして、それは「理論を学ばないと作曲できない」あるいは「理論を学べば作曲できるようになる」というのは間違いだということ。

ここを捉え間違えているといつまでも作曲できるようにならないですし、僕もこの誤解のせいで作曲できるようになるまでかなり遠回りをしてしまいました。

作曲=イメージの具現化

じゃあどうすれば作曲ができるようになるのかというと、少し抽象的な話になってしまいますが、頭の中の音のイメージを具現化する訓練を積むということに尽きると思います。

もちろん言うほど簡単な話ではないのですが、頭の中にある、最初は曖昧かもしれない音のイメージを実際に歌ってみて、鍵盤などの楽器で音を取る、あるいはDAWに打ち込むということを繰り返していくうちに、頭の中にある音のイメージもより確かなものになっていくはずです。

最初のうちは、メロディができたがよく確かめると既成曲そっくりだった、と言うこともあるかと思いますが、作曲を習得している段階ではある程度は仕方ないと思います。

もちろん、既成曲そっくりにできてしまったメロディを、自作曲として発表するのを避けた方がいいのは言うまでもないですが…。

このように頭の中にあるイメージを具現化する練習をすることなしに、音楽理論をいくら学んだとしても作曲ができるようになることはないのです。

理論的な知識があると、イメージを具現化するのに役立つ

このイメージ変換プロセスにおいて、音楽理論の知識があるとその変換作業の助けになります。

やはり作曲の段階では、最低でもキー(調)についての知識はあった方が便利だと思います。

必要なのは最初の一歩を踏み出す勇気

作曲するために必要なのは難しい理論を学ぶことではなく、自分と向き合う勇気なのではないかと思います。作曲だけでなく創作全般に言えることかもしれませんが、頭の中にある音のイメージを具現化するこいうことは、自分と向き合うことにほかならないことです。

最初から納得のいくものを作ることはできないと思いますが、それも今の自分の実力だと受け入れる勇気が必要です。

まあ、納得のいくものが生み出せないという苦しみは、今となってもなくなることはないのですが…。

僕が初めて作曲らしい作曲をした曲のことはなんとなく覚えてはいるのですが、やはり曲を作ることができたきっかけは、ちょっとした思い切りだったと思います。

作曲してみたいと思ったら、音楽理論を学ぶのも良いですが、理論的な知識はなくともメロディ作りに果敢にトライしてみることが何より大切です。

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プロフィール

著者:田村 琢朗(Takuro Tamura/t.tam)

作編曲家です。綾野ましろ6thシングル「starry」(TVアニメ”グランクレスト戦記”OPテーマ)表題曲作曲で作家デビュー。現在はメジャーの楽曲コンペに参加しつつ、個人で楽曲制作のお仕事を承っています。
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