IPOに初挑戦、SBI証券での申し込み方法をまとめてみました
仮想通貨から撤退して、IPOへ
以前からビットコインの積み立て投資を行っていましたが、さすがにそろそろ良い展開も見えなくなってきたので、前々から売り時を考えていました。
そんな時にメルカリの上場日が決まったという話を耳にしたので、仮想通貨を売ってできたお金をメルカリのIPOに回してみることにしました。
ビットコインが84万円くらいの時に売り抜けました。ちょうどそのあと70万円代前半まで下落していたので、若干ヒヤッとしましたが…。
そもそもIPOとは?
IPOとは新規公開(上場)株式のこと。例えばメルカリの株式はこれまで僕のような個人投資家には買うことができませんでしたが、これがIPOとして株式市場に上場されることで誰でも株式を購入することができるようになります。
SBI証券を使ってのIPO申し込みの流れ
僕はかねてよりSBI証券で株式取引をしていますので、今回のIPOでもSBI証券を利用して申し込みを行いました。なので、この記事ではSBI証券でのIPO申し込み方法を説明していきます。
1.新規上場株式ブックビルディング/購入意思表示画面へ
ログインが完了したら、画面上部の”取引”ボタンをクリックします。
画面中央上に表示されるタブのうち、”新規上場 公募増資・売出”を選択します。
2.申し込みたいIPOを選択
すると、上場前のIPOが一覧となって画面に現れます。
ブックビル期間とは、申し込み可能な期間のこと。期間中のIPOには申込ボタンが表示されます。ブックビル期間が終了したIPOには受付終了の文字が表示され、申し込みを行うことはできません。
申し込みたいIPOを選んだら、申込ボタンを押して次に進みます。
3.申し込み株数と購入価格を入力
まずは何株申し込むのかを決めます。このIPOの売買単位は100株ですから、最低100株から100刻みで希望の数量を入力します。
次に決めるのが申し込み価格です。IPOの申し込み期間が終了したら、この株をいくらで発行しますよということが決まります。この値段を発行価格といい、IPO当選者は発行価格で株を買うことができます。
この発行価格は、上の画像で赤枠で囲ってある”仮条件”の範囲から決定されます。
IPO申し込みの際には、発行価格がいくらなら買いますよということを決めなければいけません。その価格をここで入力します。選択肢は、”ストライクプライス”と任意価格を入力することの2つ。
ストライクプライスとは、発行価格がいくらになっても購入するということです。発行価格はたいていの場合仮条件の上限になることが多いので、IPOに当選したければストライクプライスを選ぶのが無難です。
あるいは、仮条件の上限価格を入力しても同じことなので、それでも良いと思います。もし、入力した価格を発行価格が上回ってしまったら、抽選対象外となってしまいます。
ちなみにIPOチャレンジポイントというのはIPOに落選するたびに付与されるポイントで、このポイントを使うことで当選確率を上げることができるという、SBI証券独自のポイントシステムです。
最後に取引パスワードを入力して申し込み確認画面へ進み、IPO申し込みを完了します。
申し込みを完了すると、IPO一覧の画面に申込内容が記載されます。取り消しと訂正もここから行うことができます。
4.口座の買付余力が十分になるように入金します
抽選判定時に口座の資金が不足していると、抽選対象から外れてしまいます。なので、抽選が始まるまでに口座に十分な資金を入金しなければいけません。
具体的には、”発行価格×申込株数”の買付余力が必要となります。SBI証券の場合は発行価格決定日の18:00、つまり抽選開始時刻までには用意する必要があります。
5.抽選結果を待ちます
必要な買付余力を準備したら、あとは抽選結果を待つだけです。抽選結果はすぐに出るわけではなく、抽選開始から数時間して発表されます。
結果はこのようにして発表されます。
…はい、ご覧の通り落選しました(笑)。もともとIPO自体そう簡単に当選するものではありませんし、ましてやメルカリのIPOとくれば人気が高くて当然。
仮に当選すれば、このあと購入意思表示をしてから実際に株を購入することになるのですが、残念ながら今回は落選してしまったのでここまで。何らかのIPOに当選した暁には続きを書きたいと思います。
なぜIPOが良いのか?
IPOについてはそれほど詳しく知らなかったのですが、今回メルカリのIPOに申し込んでみてその有望性がわかりました。
メルカリのように将来性のある株を真っ先に買えるというメリットはもちろんあるのですが、ポイントは発行価格と初値の差にあります。
発行価格は先述の通り、IPO当選者が株式を購入できる価格のこと。では初値とは何かというと、株式が上場して取引が開始された後に、初めてついた価格のことです。
この初値は、発行価格より高い値段がつくことが非常に多いのです。例えば直近の例ですと,、将棋のプロ棋士を破ったAIを開発した「HEROZ」という会社。公開価格が4,500円なのに対し、初値は何と49,000円(!)。
仮に初値で売ることができていたとしたら、投資金額が11倍近くになっていたということです。おそらくメルカリの初値も相当なものになるのではないかと思っています。
これは極端な例ではあるのですが、こちらのサイトを確認していただければ、ほとんどのIPOで初値が公開価格を上回っていることがお分かりいただけるかと思います。