銀行預金するくらいなら投資信託の積立をしよう

2016年9月11日

日銀のマイナス金利導入に思う

欧州では先立って中央銀行のマイナス金利が導入されていましたが、日銀もついにマイナス金利の導入を発表しました。

この影響で個人預金の金利がマイナスになることはないだろうと、黒田総裁も発言されていました。(まあ、本当に個人預金にマイナス金利がついたらみんな銀行預金しなくなっちゃいますからね)

とはいえ、ATM手数料の値上げなどで、個人預金に対しても実質的なマイナス金利が課せられることになる、といった説も耳にしました。

かねてより日銀は物価上昇率目標を達成するために通貨安政策を取ってきたわけですが、今回は追加緩和ではなくマイナス金利の導入でした。市場にとってはサプライズだったため、円安株高で反応(すでにマイナス金利導入の発表前の水準に戻ってしまいましたが…)。

マイナス金利の是非はさておき、依然として日銀は物価上昇率目標達成のため、あらゆる手段を使うということでしょう。

銀行預金というリスク

銀行預金に限らずタンス預金も同じことですが、資産を日本円という形で持つことは常にインフレのリスクを抱えています。ましてや、アベノミクス以降日銀は明確に日本円をの価値を下げ、インフレを起こそうとしています。

もちろんある程度は日本円の預金を持っておくべきなのは言うまでもないことです。しかし、資産の全てを銀行預金という形で持っておくのは、インフレへの備えを全くしていないということになります。

銀行預金のリスクを詳しく知りたければ、ぜひこちらの本をお読みになることをオススメします。

セゾン投信の社長でもある中野晴啓さんの著書です。個人的に衝撃を受けたのが、預金は「金余り」の状態にあり、その余りは日本の国債に流れているという話。本来なら会社に貸し出して経済を活性化させなければならないにもかかわらず、です。

預金に回していたお金を投資に回すことで、お金が無駄に眠っている状態を回避できるというわけです。

投資信託がオススメな理由

具体的な投資方法なのですが、個人的には投資する人が好きな方法を選べば良いと思います。株式でも良いですし、債権を買ったりするのも良いと思います。FXなんかも流行っていますが、これは投資というより、投機、あるいはトレードというべきでしょう。

私も色々と手を出してきたのですが、どれも難しいものです。FXは3年くらいやっていますが、ようやく通年でわずかな利益が出るようになったくらい(それも書籍代などを差し引くとマイナスになります泣)。株はなんだかんだで勝ち越していたのですが、日経225miniの追証を払ったら株に回す分の資金がなくなってしまいました。

投資信託の良さは、「長期投資に向いている」「分散投資がしやすい」という2点に集約されると思っています。

投資信託については、やはり中野社長のこちらの著書がオススメです。

投資信託の選び方まで具体的に踏み込んでいる1冊。中野社長の基準でスクリーニングをかけると、星の数ほどある投資信託のうち、9本のみが購入すべきものだということです。その中に社長を務めるセゾン投信のファンド2本が入っており、私はこのうち「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」を積み立て購入しています。

なぜセゾン投信を選んだのか、ということは別の記事で詳しく解説する予定です。

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投資信託|セゾン投信

実際に利益が出るのか?

とはいえ、本当に積み立てて利益を得ることができるのか、ということは疑問が残ってしまいますよね。この記事を書いている時点で3年4ヶ月、月1万円投資信託を積み立ててきました。長期投資は10年、20年単位を見据えての話ですのでまだまだ投資期間は短いかもしれません。

ただ、少しでも投資信託に興味を持っている方への参考になればと思い、現状の運用益をまとめて公表します。