ロシア旅行記|サハリン・ウラジオストク編(11)写真詐欺にご用心
充実した朝食
ウラジオストク2日目。まずはホテルで朝食を食べました。1階のレストランが朝食会場になっています。
会場はかなり人でごった返しており、中国・韓国からの観光客がかなりきているようでした。朝食はビュッフェ形式で、料理の種類もかなり充実しています。
テーブルはほぼ満席状態でしたが、幸いにも奥の方に空きがありました。朝が急ぎの場合、早めに来た方が良いかもしれません。
鷲の巣展望台へ
午前中は、まず鷲の巣展望台へ向かいます。今回はケーブルカー乗り場付近まではバスで行くことにしました。中央広場から二つ先の停留所で下車。
この建物には見覚えがありますね。
ここで前日に引き続きミスを犯してしまいました。本来でしたらケーブルカーに乗って展望台を目指すのですが、乗り場を間違えて通り過ぎてしまい、最終的に展望台まで徒歩で行ってしまうことに。
まあ時間的には大したロスではなかったのですが、ずっと登りだったので若干疲れましたね…。
下側のケーブルカー乗り場はこちらなので、展望台へ行く際はお間違いのないよう。
展望台へ向かう途中の道中です。
写真詐欺にご用心
展望台に到着した時に驚いたのが、観光客が数多く集まっていたことです。3年前の9月頭にもここに来ているのですが、その時はほとんど人がいなかっただけに衝撃でした。
右端の方に少し写っていますが、中国からと思われるツアー客だらけでした。あんまり観光シーズン真っ只中に来るのはお勧めできないですね…。
そしてこの写真を撮った直後に事件発生(大げさですが)。一人の男が近づいて来て、僕のスマホを指差しながら写真を撮ってやると身振りで伝えて来ます。
二度目のウラジオストクということもあり油断していた私は、あろうことかスマホを男に渡してしまいます。渡した直後に「あ、これは金をせびられるパターンだ…」と思うも後の祭り。
写真を撮ってもらった後で、やっぱり金を要求して来ました。金額は100ルーブル。まあ払っても仕方がないかと諦め切れる額ではあったのですが、全額払うのも嫌だったので「それは高いから、50ルーブルでどうだ?」と持ちかけてみることに。
すると意外にもOKだったので、50ルーブルを払ってしまおうと思ったのですが、財布の中にはあいにく50ルーブル札はなく、あるのは100ルーブル札のみ。
100ルーブルを出してお釣りが返って来るとも思えないので、最終手段に。男の目の前で写真を削除して、「写真はもうないから、金は払わない」と言って立ち去ることにしました。
幸いにも諦めてくれたようで、後を追って来ることはありませんでした。最終的に被害はありませんでしたが、仮に写真撮影を持ちかけて、スマホをそのまま持ち逃げするような手口だった場合は厄介なことになっていたでしょう。
また、今回は支払い拒否が通用する相手でしたが、危険を感じる場合はあまりゴネたりせずに、さっさと相手の要求額を払って開放してもらった方が良いと思います。
ケーブルカーに乗車
行きに乗れなかったので、帰りはケーブルカーに乗って下まで降りることにしました。
以前来た時もそうでしたが、利用客はまばらでした。今回は私たちの他には2人の乗客がいたのみ。運賃も12ルーブルと激安なので、赤字なんじゃないでしょうか…?
ケーブルカー乗り場の入り口。ロシア語で”ФУНИКУЛЁР”と言うみたいですね。
この後はバスで中央広場まで戻り、”アルセーニエフ記念沿海州総合記念博物館”に向かいます。3年ぶりに行きますが、何か変わっているでしょうか。
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