ロシア旅行記|サハリン・ウラジオストク編(5)子供が車掌を務める”子供鉄道”

2019年12月31日

子供鉄道に乗車

市街北東部にある動物園を見終わったら、道路を挟んで向かい側にある”子供鉄道”に乗りに行きます。

湖を一周するように線路が敷かれており、その上を列車が走ります。駅を出てから戻ってくるまでで約10分少々。

 

子供鉄道というネーミングから受ける印象とは裏腹に、列車は立派なものです。ロシア国鉄のロゴマークが描かれています。

 

列車の向かい側には駅舎があり、その中で切符を買います。料金は120ルーブル。

 

駅名は”コムソモーリスカヤ”とのことで、モスクワの地下鉄の駅名や通りの名前にもよく使われている、ロシアでは定番の名前ですね。

 

少し木が邪魔ですが全体はこのような感じで、列車同様しっかりとした造りです。切符の販売は発車15分前から開始されます。運行のタイムテーブルは忘れてしまいましたが、おそらく30分に1本程度の運行だったかと思います。

列車に乗ると、子供鉄道の名の通り中学生くらいの少女が切符をチェックして回っていました。ちゃんと制服も着ています。

一応途中駅があり、そこで5分少々の間停車するので降りてみることも可能です。とはいえ周りには何もないですし、寒いので列車の中で待機していましたが…

1周して戻ってきたら子供鉄道の乗車は終了です。特段なにか面白いことがあるというわけではありませんが、こういった施設は珍しいので乗ってみるのも悪くはないと思います。

この後は展望台に行こうかという話にもなったのですが、ホテルに戻ることにしました。方角的にも離れた場所に来てしまいましたし、天気はあいにくの雨で展望台に行っても良い景色は見られないだろうと思ってので。

翌日の天気が良ければ行ってみたかったのですが、残念ながら引き続き雨だったので今回の旅行では展望台を見送ることに。

 夕食はウクライナ料理のレストランへ

ホテルに戻って休憩したら、夕食を食べに出かけます。今回泊まったコマドールホテルの難点を挙げるとするならば、主だったレストランが駅より南にあるためホテルから少し離れてしまうということですね。

外は雨が降っておりなかなか遠くまで行く気にはなれないので、近場で探してみるとちょうど良い場所にレストランがありました。

ウクライナ料理レストランの”フートラク”です。ホテルから見て北西の方向にあり、歩いて10分少々といったところです。薄暗い中人通りの少ない道を歩くことにはなりましたが、治安面ではそれほど危険な雰囲気は感じませんでした。

レストランの外観はこのような感じ。時刻は20時を回っていましたが、まだ若干明るいです。さすがに帰るころには日が沈んでいましたが。

中に入ってみると音楽がかなり大きめの音量で流れており、若干面食らってしまいましたが席に案内してもらいました。私たちの他には20名くらいの団体がいましたが、老若男女入り乱れてという感じだったので親族の集まりでしょうか。

店内には小さなステージがあり、そこでは時折パフォーマンスが披露されていました。そして団体の何人かが音楽に合わせてステージ前で踊っていたりと、なかなか混沌とした有様(笑)。

静かに食事をしたいという方には向かない店かもしれません。もっとも、毎日こうというわけではないのかもしれませんが。

肝心の食事は美味しかったので、そこは安心です。まず飲み物はウクライナワインを注文。

以前日本でバーに行った時”黄ワイン”を飲んだことがあるのですが、その時の味にそっくりでした。一般的な赤や白とは違った味わいで、紹興酒のような味がするのが特徴です。

食事はペリメニビーフストロガノフを注文。

ビーフストロガノフはロシアに行った時には必ず食べるほど好きなのですが、ここでも相変わらず期待を裏切らない美味しさ。

ちなみにビーフストロガノフは意外と家で作るのもお手軽です。こちらのレシピ本を参考にして作っています。他にボルシチなどの定番料理のレシピも載っているので、オススメの1冊です。

初日に続き、2日目の食事も大満足に終えることができました。あとはホテルに戻って寝るだけなので、2日目はこれにて終了。翌日はコルサコフに向かいます。

<前回:ロシア旅行記|サハリン・ウラジオストク編(4)日本食レストラン”北海道”
<次回:ロシア旅行記|サハリン・ウラジオストク編(6)港町コルサコフへ