ロシア旅行の醍醐味 -夜行列車に乗る-(2)
前回の記事では、モスクワ〜サンクトペテルブルク間と、
ウラジオストク〜ハバロフスクの2区間を結ぶ夜行列車について
紹介しました。
![ウラジオストク駅](https://i2.wp.com/tak-tamura.com/wp-content/uploads/2015/10/IMG_0259-e1444040977990-1024x765.jpg?resize=546%2C408&ssl=1)
シベリア鉄道の発着点となる「ウラジオストク駅」
夜行列車の魅力とは?
列車の中という「非日常空間」での寝食
まず、これは海外での夜行列車に限った話ではないですが、
列車の中という日常とは異なる空間の中で寝食を行う、
ということが魅力的なのではないかと思います。
列車の中では、ホテルのベッドで眠るほど快適とはいかない
でしょうが、次の目的地への期待を膨らませながら、列車に
揺られながら眠るのは以外と悪くないものです。
ロシアの夜行列車には各車両に「サモワール」と呼ばれる
湯沸かし器のようなものが備えられており、お湯を自由に
使うことができます。列車に乗る前にスーパーなどでカップ麺
を買っておき、車内で食べるというのも楽しいですね。
現地の人々との交流
例えば2等寝台に一人で乗る場合は、最大で3人見知らぬ人と
同室になる可能性があります。海外旅行では現地の人と色々
話をすることを楽しみにしている方もいると思いますが、以外と
機会に恵まれなかったりすることも多いです。
同室の人となら話すきっかけも生まれやすいですし、向こうから
話しかけてくるケースもあります。
モスクワからサンクトペテルブルクへ赤い矢号に乗った時は、
英語が堪能なロシア人女性と同室になり、色々と面白い話を
聞くことができました。
ただ、赤い矢号のように夜遅くに出て朝早くに現地到着、
といった運行スケジュールですと、乗ったらすぐに寝てしまう
という方もいますので、あまり交流の機会がないケースもあります。
交流機会を重視するということでしたら、シベリア鉄道のように
2泊以上する夜行列車に挑戦するのもいいかもしれませんね。
![ハバロフスク駅](https://i0.wp.com/tak-tamura.com/wp-content/uploads/2015/10/IMG_0366-e1444043854885-1024x765.jpg?resize=546%2C408&ssl=1)
シベリア鉄道の通過点「ハバロフスク駅」
現地の人々との交流という点では、中央アジアの旧ソ連の
国々を旅した時の経験が鮮明です。
キルギスやカザフスタンなどでは、日本人旅行者はやはり
珍しいようで、車掌をはじめとして何かと世話を焼いてくれる
方が多かったです。
中央アジアを旅行した時の話もいずれ記事にしたいと考えて
いますので、この話はその機会に詳しくお伝えしたいと思います。