中央アジア旅行記(25)|ウズベキスタン編⑧逃避行
計画を変更して”ブハラ”へ
前回の記事では、サマルカンドへ行く予定を変更して、ブハラまで逃亡する決断をしたところまで書きました。果たして上手くいくのでしょうか?
とは言え、トラブルが発生しない限りは落ち着いて行動すれば問題はないはずです。まずは待ち合わせの時刻までにホテルを出発できるよう、朝は早めに起きます。
チェックアウトするときに、申し訳程度に「急に日本に戻らなければならなくなった」と置き手紙をフロントに預けてきました笑
タシケント駅まではタクシーで向かう予定だったのですが、ホテルを出ると運良くタクシーが目の前を通りかかったので、早速止めます。
「駅までいくらだ?」と尋ねると、「いくら出すんだ?」との返答。車体は明らかに白タクではなくオフィシャルなタクシーなのですが、ウズベキスタンではタクシーは基本交渉制のようです。
とりあえず予定していた”1万スム”(約500円)と答えると、少し間をおいて承諾してきました。多分相場より低い値段ということはないと思うのですが、外国人だからもう少し取れるかもしれないと考えたのかもしれません。
ただ、乗ってみると運転手の人柄は悪くなく、ロシア語で簡単な会話をしつつ駅に到着するのを待ちました。ありがたいことにチケット売り場に行く必要があるか訪ねてくれたので、そこまでいって降ろしてもらいます。
ブハラ行きのチケット購入に成功
さて、チケット売り場についてところで早速ブハラ行きのチケットを買うために窓口に並びます。これで席がないとなると大変なことですから、多少は緊張していました。
結果。ブハラ行きの列車”シャーク号”のチケットを購入することに成功しました!やりとりはロシア語でしたが、補助的に簡単な英単語程度だったら話せたみたいです。
出発時刻まで駅舎の中で待機します。できれば朝食を食べたかったのですが、食堂はどうも営業していなかったようです。
出発時刻間近になったので、ホームまで移動します。その際、駅員と思われる青年が「ロシア語はわかるかい?ブハラ行きの列車は階段を降りて向こうだよ」と案内をしてくれ、スムーズにホームまで移動できました。
ちなみにこの青年とは、後々にまた出会い、いろいろとお世話になることになります…
”シャーク号”に乗車してブハラへ
列車は日本の新幹線のように2人掛けの椅子が並んでいる形で、乗り心地は悪くありませんでした。時間にして3時間程度は載っていたかと思います。
一応簡素ではありますが、食堂車があります。かなり簡単な軽食程度しか食べられませんが、食事をできるのはありがたい。
ただ、椅子はないので立ち食いのような形になりますが。
車中での時間は睡眠をとったり、iPadでゲームをしたりしつつ過ごしました。
ブハラに到着
無事に何事もなく、タシケントを出発してブハラにやって来ることができました。
詳しい話は次回から書いていきますが、少し写真を載せておこうと思います。
旧市街の街並みが大変美しく、もともと予定にはなかったものの、結果的に来ることになって心から良かったと思えた場所です。