エンジニア2年目の僕が、データベーススペシャリスト試験に一発合格するためにやったこと
データベーススペシャリスト試験に無事合格
半年ほど前の話ですが、2020年の10月にデータベーススペシャリスト試験を受験して、無事合格することができました。
本来なら4月に試験がある予定でしたが、コロナの影響で10月に延期に。
まあ、4月に試験だと正直勉強が間に合わなかった気がするので、この延期は結果的には幸運でした。
当時はまだエンジニア2年目で、実務ではデータベース設計などの仕事は全くと行っていいほどやっていないのですが、それでも点数にそこそこの余裕を持って合格することができました。
合格するためにやった勉強や、買った参考書などをまとめてみようと思います。
DBスペシャリスト試験向けテキスト
メインのテキストは、『情報処理教科書 データベーススペシャリスト』を選びました。
前半はDBスペシャリストを受けるにあたって必要な知識が載っており、後半には午前Ⅰと午後Ⅱの過去問の解説が、それぞれ2問ずつ載っています。
これだけだと演習量が心もとなかったので、こちらのテキストも使用しました。
Kindle版であれば500円と安価で、Kindle Unlimitedに入っていれば読み放題で読むことができます。
安価な割には過去問解説の量も午後Ⅰが3問、午後Ⅱが2問とかなり充実しています。
過去問の演習
当たり前といえば当たり前ですが、過去問の演習はしっかりとやりました。
午前Ⅱの演習はデータベーススペシャリストドットコム
午前Ⅰは応用情報技術者に合格していたおかげで免除。午前Ⅱの過去問演習は、基本情報や応用情報でもお世話になったサイトのDBスペシャリスト版、データベーススペシャリストドットコムでやりました。
過去問は前年度分解き、その後も不正解だった問題が答えられるようになるまで繰り返しやりました。
本試験もそれなりに過去問が出るので、これだけやっておけば大丈夫でしょう。
午後問題は量をこなすよりも、繰り返し解く
これまでの基本情報、応用情報の試験対策では、午後の過去問は繰り返し解くということはせず、量を解くことを重視してきました。
しかし、今回のデータベーススペシャリスト試験では、量をこなすよりも問題を理解できるようになるまで、繰り返し解くことを意識しました(とはいえ、2回しか解く時間はありませんでしたが)。
結果的に、これは正解だったと思います。ER図を完成させる問題や、関係スキーマの空欄を埋める問題は、2回くらいは解かないとなかなか身につきません。
データベースの勉強に使った本
データベースやSQLの知識が不足している場合は、データベーススペシャリストのテキストだけでは不十分です。
データベースについては入社時の研修でも基本程度は学びましたが、そのほかにもこれらのテキストを使って個人的に勉強してきました。
有名なスッキリシリーズのSQL版。SQLとDBの基本的なことは、この本を読んで勉強しました。
SQLについてもう少し深く勉強したかったので、この本を買いました。
特にウインドウ関数などはスッキリシリーズでは触れられていなかったので勉強になりました。
午後問題でSQL系の問題を選択したければ、読んで見る価値はあると思います。
正規化などについてはスッキリシリーズで勉強できますが、DB設計についてはもう少し詳しく勉強しておきたかったので、この本を読んで勉強しました。
得点は意外にも8割超を獲得
どの程度の得点をとって合格したのかという話しですが、意外にも午後Ⅱの問題で8割を超える得点を獲得することができました。
過去問をやった感触だと6割ギリギリ取れるかどうかというところだったので、案外部分点貰える場所は多いのかもしれません。