複雑かつ、覚えやすいパスワードを作る方法

危険なパスワードを使っていませんか?

皆さんはWebサービスを利用する時にどのようなパスワードを使っていますか?

こちらの記事によれば、「1位:123456/2位:password/3位:12345678」とのこと。冗談じゃないかと思ってしまうような結果ですが…

さすがにこのようなザルパスワードを使っている方は滅多にいないと思いますが、例えば英単語1語のみをパスワードとして使っている、というケースはあるのではないでしょうか。

”123456”に比べたらかなりマシですが、それでもセキュリティの高いパスワードとは言えないでしょう。しかしながら、覚えられないような複雑なパスワードを使うというのはちょっと気が引けますよね。

そんな問題を解決するために、”複雑でありながら覚えやすいパスワード”の作り方を紹介したいと思います。これはかなり昔に大学の授業で習ったものなのですが、ぜひ知っておいて欲しい方法です。

単語の母音を文字列に置き換える

まずはパスワード作りの土台として、何かしらの単語を決めます。自分に関連があって覚えやすいものが良いと思いますが、自分の名前など類推されやすいものは避けた方が良いと思います。

ここでは自分の最寄駅が”品川”だったと仮定して、"shinagawa"を元にパスワードを作ることにします。当然この単語は長いほどパスワードのセキュリティは高くなりますし、より安全を求めるのであれば2単語以上を組み合わせてもOKです。

土台となる単語を決めたら、次は数字の並びを作ります。この時、数字の数は”土台となる単語の母音以上の数”になるようにしてください。誕生日とかが手頃だとは思いますが、自分のものよりは家族・友人の誕生日を使った方が安全性は高いかと思います。

母音の数が4つであれば、年号なんかもいいかもしれませんね。ここでは江戸幕府が創設された年からとって"1603"としてみましょうか。

そうしたら、あとは"shinagawa"に含まれている母音字を頭の方から順に、決めた数字の並びに置き換えていきます。具体的には、「i→1」「a→6」「a→0」「a→3」という手順です。

<sh1nagawa → sh1n6gawa → sh1n6g0wa → sh1n6g0w3

このように変化していき、最後に”sh1n6g0w3”というパスワードが出来上がります。

最初は入力に苦労しますが、すぐに慣れてくると思います。実際の運用法としては、「土台となる単語を固定しておいて、サービスによって数字列を使い分ける」というやり方が便利です。

現在のパスワードを英単語などシンプルなものにしているかたは、ぜひこの方法を使ってみてください。