ロシア語講座|アルファベット編(3)復習〜母音字だけでできている単語

2020年1月3日

10の母音字を復習しましょう

2回にわたってロシア語で使われる10個の母音字を紹介してきました。

5つの”硬母音”と5つの”軟母音”に分かれていましたね。母音一覧を表にまとめてみましたので、よろしければご活用ください。

ロシア語母音表

母音字だけでできている単語

覚えた母音字に慣れていくために、ロシア語の単語を幾つか紹介したいと思います。まだ全く子音字を覚えていませんが、大丈夫です。

ロシア語には、母音だけでできている単語が何個もあります。今回はその中から6つを見ていきましょう。

Я(ヤー) 「わたし」

ロシア語で「わたし」という意味を表す、一人称単数の代名詞です。英語でもアルファベット1文字ですが、ロシア語でも1文字ですね。

и(イ) 「〜と」

これは英語で言うところの"and"にあたる接続詞で、ほとんど同じような使われ方をします。ロシア語ではたったの1文字ですから、覚えるのが楽ですね。

読み方は「イー」ではなく「イ」となります。ロシア語の母音は、アクセントがない場合には短く発音されるのです。ロシア語の発音規則については、また今度詳しく解説する予定です。

а (ア)「〜だが…だ/それから」

こちらも接続詞の一つ。色々な意味がありますが、総じて対比や転換といった意味を持ちます。

これは英語にはなくロシア語特有の接続詞なので、実際の使用例を見ながら使い方に慣れていくのが良いでしょう。とはいえそれほど難しいものではなく、使い方はシンプルです。

У (ウ)「〜のところに」

今度は前置詞です。これは所有を表す構文など、使用頻度が高めですね。それがアルファベット1文字で表されるのですから、意外とロシア語もとっつきやすいと思いませんか?笑

о (ア)「〜について」

引き続きこちらも前置詞。英語で言えばaboutに近いと言えるでしょう。先ほどアクセントのない母音は短く発音されると言いましたが、"о"が短く発音される場合は「」に近い音となります。

её (イヨー)「彼女の」

これは所有代名詞と呼ばれるもので、その名の通り所有を表すものです。”わたしの”、”あなたの”などそれぞれ異なる所有代名詞がありますが、「彼女の」を表すのがこの”её”になります。

次回からは、子音字の紹介に入っていきたいと思います。