旅行で使えるロシア語(3)|許可を求める表現
「〜してもいいですか?」と尋ねたいときは
海外で使えるロシア語、第3回は何を書くか少し迷ったのですが、この「〜してもいいですか?」と尋ねる表現は覚えやすい上に使えるシーンが多いので、こちらの表現を紹介することにしました。
Можно〜?(モージナ〜)「〜してもいいですか?」
「〜」の部分には動詞の不定形が入ります。しかし、ロシア語を勉強している人でもなければ、ロシア語の動詞なんて知りませんよね。
ですが問題はありません。動詞を入れずに、そのままМожно?という使い方をしてもOKなのです。具体的なシチュエーションを想定して、使い方を見ていきましょう。
例えばレストランでクレジットカードでの会計が可能かどうか尋ねたい場合は、クレジットカードを見せながらМожно?と聞けば相手は「クレジットカードで払えるかどうか尋ねているんだな」と理解してくれます。ちなみにロシアのレストランは基本的にテーブルで会計することがほとんどです。
あとは、同じ会計時のシチュエーションですが、手持ちのお札が1000ルーブル札しかない、という場合もお札を見せながらМожно?と聞けば、1000ルーブル札で支払いができるかどうかを尋ねることができます。
日本であれば1万円で支払いをしようがそんなことは普通気にしませんが、ロシアではお釣りがないから高額紙幣は受け付けられない(ロシアに限らず海外ではよくありますが)、ということもあるので小額紙幣は常に手元に残しておきたいですね。
動詞をつけてバリエーションを増やす
Можно?を覚えたら、せっかくなので簡単な動詞を覚えて表現のバリエーションを増やしてみましょう。
Можно смотреть?(モージナ スマトりェーチ)「見てもいいですか?」
例えば土産物屋さんでショーケースに入っているものを手にとって見て見たければ、「見る」という意味の動詞смотретьをつけて「見てもいいですか?」と尋ねてみれば、多分手にとって見せてもらえるのではないかと思います。
Можно попробовать?(モージナ パプろーバヴァチ)「試してもいいですか?」
ありそうなシチュエーションとして思い浮かんだのが、市場で食品を見ているとき。ロシアや旧ソ連の国に行ったときはぜひ市場に行ってみると面白いと思うのですが、多くのものは試食できると思います。向こうから勧めてくれる場合も多いですが、気になって食品があればこのМожно попробовать?を使ってみてください。これで「試食できますか?」と尋ねることができます。
ウクライナのキエフではイクラを試食することができました。お酒好きの方でしたら、イクラとお酒を買ってホテルの自室で呑む、というのは是非やってみると良いと思います。あとはカザフスタンのトルキスタンへ行ったときは、市場でキムチを買って宿に戻って食べていました。
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さらに表現の幅を広げるなら、「旅の指さし会話帳」を旅行に持っていくのがオススメです。特に英語がほとんど通じない中央アジアへ行ったときは重宝しました。詳しいレビューはこちらの記事で書いています。