中央アジア旅行記（１７）｜タジキスタン編②問答無用のタクシー運転手
国境を抜けると…
前回の記事は、ウズベキスタン〜タジキスタン間の国境を徒歩で抜けたときのお話でした。無事タジキスタンに入国することに成功します。
そういえばまったく言及してなかったのですが、キルギスを除く３カ国に行くためにはビザが必要です。
タジキスタンのビザはこのような感じになります。
他の二つのビザもおいおい紹介したいと思います。なかなかデザインが凝っていて綺麗ですよ。
ビザの取得自体はロシアのようにバウチャーを用意する必要がないため、比較的簡単と言えるでしょう。
国境のゲートを抜けた瞬間…「Давай（行くぞ）」とどこからともなく声をかけられました。！？となりつつも、これはタクシー運転手だなと直感。それにしても、もはや問答無用と言っていいほどですね笑
で、確認してみると案の定タクシーでした。とりあえず友人がまだゲートを通る前だったので少し待ってもらいます。
あたりを見てもマルシュルートカやバスはなさそうだったので、ここからフジャンドの街まで行くにはタクシー１択でしょう。
交渉の余地はほぼないと思いますが、一応値段を確認。確か7万スム（約3,500円）ほどだったかと思います。二人で割りますから、それほど大きな出費でもないですね。
運転手はタジキスタン人だと思いますが、ウズベキスタンの通貨スムでの支払いがOKでした。
街に着くまでの風景も見どころ
フジャンドの街に着くまではひたすら周りに何もいない道を走っていきます。交通量は少ないので車の流れは速く、確かおよそ１時間くらいで着いたと思います。
車中からだったので写真には収められなかったのですが、見渡す限り広がる自然が美しく目を奪われます。
そういえば、道の舗装は悪くなかった気がしますね。あまり車が揺れる感覚はありませんでした。
タクシーの運転手はロシア語を話していました。タジキスタンではロシア語が通じるかどうかよくわかっていなかったのですが、通じるとわかって一安心。副業でこの仕事をやってる的なことを言っていました。
ウズベキスタンに戻るときもタクシーが必要かと聞かれたので、せっかくだからお願いすることに。2泊の予定だったので、2日後の朝ホテルまで迎えに来てもらうことになりました。ちなみに、行きの値段より多少安くしてもらうことに成功（笑）
ホジャンドのホテルはまったく予約していなかったので、適当なホテルに飛び込みで行ってみることにしました。
選んだホテルはHotel Vahdat。Booking.comでは予約不可ですが、Trip Adviserならどうやら予約可能な模様です。
この旅行で主に活用したガイドブックは地球の歩き方でしたが、今回ばかりは地球の歩き方も活躍できませんでした。フジャンドの情報が皆無なのです。
そこで活躍したのがLonely Planet Central Asiaでした。
私は公式ページで電子版を買ってiPadに入れて行ったのですが、kindle版があるなら普通にこっちでよかったですね。
私が持っているものだと390ページにフジャンドの情報が載っています。情報量はそれほど多くないですが、ホテルとレストランなど必要な情報は載っています。そもそも、それほど観光名所が多い街ではないですしね。
隣にはHotel Khujandがありますから、もし満室なら隣に行けば良いというのも手軽で良いところ。
飛び込みでしたが部屋は空いていたようで、無事ホテルを確保することができました。部屋はまあまあ小綺麗で、値段が１泊一人当たり2000円くらいだったことを考えると、よかったと思います。
現地通貨を持っていなかったので、両替してから後ほど支払うことになりました。フロントの女性は英語が通じたのもありがたかったですね。
次回は、フジャンドの街を見て回るところからスタートです。