中央アジア旅行記(18)|タジキスタン編③タジキスタンの街”フジャンド”
ほどよく栄えた街
今回の旅行では、タジキスタンで訪れた街はこのフジャンドのみです。
可能なら首都のドゥシャンベや、パミール高原などにも行ってみたかったのですが、いかんせん遠いので日程的な問題から断念せざるを得ませんでした。
フジャンドはタジキスタンの中では都会と言えるのでしょうが、そこまで人が多いわけでもなく、過ごしやすそうな街でしたね。
まずは両替を済ませる必要があったので表通りに出ます。すぐに両替屋が見つかったので、そこで両替することにしました。スーパーなどにはATMが置いてあったので、キャッシングで現地通貨を入手することもできるでしょう。
その後はちょうどお昼時だったので、昼食を取ることに。通りを少し歩いて行くと、公園のような場所に露店が並んでいました。飲食スペースが設けられており食事ができるようなので、ここで昼食にしました。
ここでは一人の男性の方が親身に対応してくださり、気持ち良く食事をすることができましたね。値段も手頃ですし、手軽に立ち寄りやすい雰囲気なのでオススメの場所です。やりとりはロシア語が通じました。
何を食べたのかいまいち憶えていないのですが…ピロシキを食べたということは憶えています笑
劇場でチケットを購入
ホテルから歩いてすぐのところには、立派な劇場がありました。
立ち寄って催し物の看板を見てみると、幸いにも明日イベントがあるとのこと。せっかくですから、チケットを購入して観てみることにしました。
チケットの値段は確か300ソモニくらいだったかと思います。当時のレートは大体1ソモニ=2円くらいだったので、かなり安いですね。
その後は街を見て回ります。
写真奥の建物は博物館のようですが、今回は立ち寄りませんでした。
左奥の建物は郵便局。
河の方へ行くと、像が並んでいました。
河の眺めはなかなかに美しいです。
途中花屋の前を通りかかると、やたらに人が多かったのが気になりました。これは後で分かったのですが、翌日3月8日が国際女性デーであったため、女性に贈る花を買い求めに来た男性たちだったようですね。
地元の青年との出会い
街を見て回ったところで、一旦ホテルに戻りました。夕食の前に酒などの買い出しへ。イスラム教の国だったため酒は飲めないんじゃないかという危惧もありましたが、ホテルの近くに酒屋がありました。
会計の時に、この辺りにタジキスタン料理が食べられる料理はないかと尋ねてみたところ、ちょうど通りがかった青年が「僕が案内するよ」と声をかけてきます。
こちらでは珍しく、英語が話せるようでした。とりあえず、話だけでも聞いてみることに。
なぜ案内を買って出たかというと、ここでは珍しいであろう日本からの旅行者である私たちに興味を持ったからみたいでした。
特にこちらを騙すといった意図はなさそうだったので、レストランを案内してもらうことに。
案内といっても酒屋からはすぐの距離で、ホテルからも歩いてすぐの場所にレストランはありました。
彼も同席することになったのですが、食事をしたのは私たちのみ。分け前にあずかろうとかそんな気は全くなく、ただ単に話をしてみたかっただけみたいです。
現在は学生のようで、かなり勉強熱心な様子でした。英語についてはまだ使いこなせるというレベルではなかったようですが、ロシア語はほぼネイティブレベルだったようですし。
食事の方も美味しかったですね。地元では多分それなりのクラスのレストランだと思うのですが、やはり物価が安いです。メインとスープを注文してお酒を飲んでも、それほどしなかったと思います。
食事を終え、青年と別れます。もし翌日も会えるようなら会おうという話はありましたが、結局それ以降は会わずじまいでした。どのみち連絡先は交換していませんでしたしね。
帰り際にスーパーに立ち寄り、酒の肴になりそうなものを購入。考えてみると泊まっていたホテルはスーパー・レストラン・劇場がすぐ近くにあるという、なかなかの好立地でした。
部屋で酒を飲んだのち、就寝。翌日もフジャンドの街を見て回ります。