モンゴルに行くなら必見!ウランバートルのサーカス
モンゴル旅行で何が一番印象に残っているか答えるなら、テレルジのツアーだと思います。では、2番目は?何かと聞かれれば、少し迷うところですが”サーカス”を推したいです。
ウランバートルの立派なサーカス劇場
ウランバートルには国立のサーカス劇場があります。市街中心部のスフバートル広場からやや南西に行ったところです。
建物だけでも見ておいて損はないほど、立派な作りをしていました。
サーカスの宣伝幕です。必ずしも毎日やっているというわけではないと思うので、今回滞在中に見ることができたのはかなりの幸運だったと思います。
まずは正面の入り口から入り、チケットを購入。
こちらがチケット売り場の入り口です。なお、公演時の入り口はこことは別になります。左側に進みましょう。
チケット売り場では英語が通じなかったので、スマホでカレンダーを見せつつ希望日のチケットを買うことができました。
座席は図面を指さしながら選ぶことができるので、モンゴル語がわからなくても大丈夫です。幸運にも最前列が空いているようだったので、最前列を購入。
チケットの料金は、20,000トゥグレク=約1,000円と、私たちからしてみれば破格の値段でした。
モンゴルらしさに溢れたサーカス
肝心のサーカスの内容は、いかにもモンゴルならではという要素に溢れたもので、大満足でした。写真撮影についてはよくわかりませんでしたが、おそらく公演中のみ禁止という形をとっているのだと思います。
印象に残っている演目はいくつもありますが、特に強烈に覚えているのは空中ブランコでしょう。これも私たちが知っているような一般的な空中ブランコではなく、モンゴル式のものとなっています。
なかなか言葉で説明するのは難しいですが、モンゴル風の装飾が施された一本のロープが吊り下げてられており、それにぶら下がった男性と女性が、外周を回りつつパフォーマンスを見せていきます。
私が見た限りでは命綱は見えず、下にはネットもありませんでした。特にすごいと思ったのが、お互いに器具の両端を口で噛み、女性が宙吊りになるというパフォーマンスです。顎の力だけで女性一人分の体重を支えるって、神業にしか思えないですよね。
幕間にはダチョウ倶楽部のような3人組が出てきて、無声のコントで間をつなぎます。子供達にはこちらのほうがウケていたような気も(笑)
動物はこれまたモンゴルらしく、馬が登場。外周を走りながら、演者が馬の上で曲芸をします。最前列だったので、猛烈に馬の毛が飛んできてしまうのが最前列席唯一の難点でしょうか。
他にもマジシャンが登場してマジックを披露するなど、とにかく演目がバラエティに富んでいたので飽きさせない内容でした。休憩15分を挟んで、2時間弱の公演時間だったかと思います。
バレエも良かったです
サーカスの後はバレエを観に行きました。こちらも事前にチケットを買ってあり、前から3列目で1,000円とこれまた安い。
オペラとバレエの公演があり、私たちはバレエの”ドン・キホーテ”を観てきました。ちなみに以前ロシアに行った時に観たのもドン・キホーテです。
私はこれでバレエを見るのが2回目の素人なので、ロシアのミハイロフスキー劇場で観たときとレベルの差があるのかどうかはよくわかりませんでした(笑)まあ、以前がバルコニー席からの観賞だったのに対し、今回が前から3列目だったので、単純に比較はできないのかもしれませんが。
サーカスとバレエ、どちらも楽しかったですが、あえてどちらをオススメするかと聞かれれば、断然サーカスと答えるでしょう。
オペラやバレエはあまり面白くないという人もいるかもしれませんが、サーカスの方はほぼ万人受けするといっても過言でないような気がします。
また、バレエの方はモンゴル特有の要素があるわけではないので、モンゴルで見るメリットは価格の安さくらいなものでしょう。
チケットの値段は最前列でもたったの千円、モンゴルに旅行に行った時はぜひサーカスを観に行ってはいかがでしょうか。