ロシア旅行記|サハリン・ウラジオストク編(10)北朝鮮レストランでのディナー
懐かしいウラジオストクの街並み
ホテルにチェックインした後は、早速ウラジオストクの街に出かけます。3年前に来たことがあるので、どこか懐かしいものがあります。
とりあえずは駅に向かってみることに。道中、また妙なものが…
コルサコフでも見かけましたが、某コンビニを連想させる配色とロゴマーク。きわめつけは、ロゴには2の文字が描かれているのに、真ん中のロシア語は”четыре=4”と書いてあります。もはや何が何だか…
ウラジオストク駅のあたりは相変わらずと行った感じでした。駅舎の建物はやはりカッコいいですね。
特に用はありませんが、客船ターミナルの方にも行ってみました。以前に来た時と比べ、土産物店の数が増えているような気がします。
フィルハーモニーでの鑑賞は叶わず…
もし公演があればと思い、沿海州フィルハーモニーのチケット売り場に立ち寄ってみました。
14,15日であれば観ることができたので、上のポスターを見た時は公演を見られると思ってしまったのですが、良く見ると8月ではなく”9月”の公演でした…。
一応チケット売り場で今日か明日の公演はあるかと聞いて見ましたが、残念ながらないとのこと。ちなみに、この後ほかにドラマ劇場などにも行ってみたのですが、全ての劇場で見られる日程の公演がありませんでした。
結局、今回の旅行ではバレエ、オペラや演劇などを鑑賞することが一度も叶わずということに…これは残念でしたね。
それにしても、なんだか以前来た時と比べて歩道が荒れており、歩きにくいことこの上なかったです。舗装工事をしているところもあったのですが、そうではないところまで舗装を剥がされている始末でした。
様変わりしたグム百貨店
フィルハーモニーを後にして、その足で同じ通りに並ぶグム百貨店に立ち寄りました。以前、ここの土産物店でプーチン大統領のTシャツを買いました。
土産物店は最上階にあったはずなのですが…それらしき店は見当たりません。というか、以前はZARAなんて入っていなかったはずなのですが、売り場の大部分をZARAが占めています。
一応他のフロアも見て見ると、1階に土産物店がありました。しかしながら、以前来た時ほどの規模ではなくなってしまったようで、残念。
ニコライ二世凱旋門を通って、海沿いのカラーベリナヤ通りに出ます。
以前に来た時にも入りましたが、潜水艦C-56博物館に入りました。前は写真を取らなかったので、今回は料金を払って中の写真を撮ってみました。
3年前に来た時は閑散としていた出口付近の土産物店ですが、今回は人で賑わっていました。8月半ばということもあり、観光シーズン真っ最中ということなのでしょうね。
以前はなかった土産物店を発見
カラーベリナヤ通りを中央広場方面に歩いていると、土産物店を発見。以前来た時には、なかったと思います。
地図でいうと、この場所になります。
1階はアンティークショップになっており、土産物店は2階です。店内は広くかなり品揃えが良いので、お土産を探すならぜひこちらを訪ねてみることをオススメします。
どこでも売っているような定番のお土産から、ここでしか見かけないものまでラインナップは様々です。プーチンパスポートカバーやロシア政治家トランプを買いましたが、他の場所では見なかったですね。
北朝鮮料理レストラン”ピョンヤン”へ
このあたりで時刻も午後6時を回っていたので、ウラジオストクの楽しみの一つである北朝鮮レストラン”ピョンヤン”に向かうことにします。私は前回来た時にランチを食べに行っているのですが、ディナーの時間帯に行くのはこれが初めてです。
前は歩いて行ったのですが、そろそろ暗くなり始めている頃ですし、歩いて行くと30分近くかかるのでバスで行くことにしました。ただ、駅前でバスを拾おうとしたのですが、何番のバスがそちら方面へ行くのかわからず。
なので、少しピョンヤンの方面へ歩いてからバスを拾うことにしました。しかし、これが裏目に出てしまいます…。
駅前の通りを歩いて行ったのですが、これが行きたい方向とは逆の一方通行なので、バスを拾おうにも拾えなかったのです。ただ、少し進めば大通りに出ることはわかっていたので、そのまま歩き続けたのですが、結果として大通りに出るまで10分以上かかってしまいました。
しかも、この辺りも歩道の舗装が崩壊状態で、非常に歩いていて疲れました。
大通りに出ることはできたのですが、そこからバス停を見つけるまでにも少し時間がかかってしまいました。ともあれ、どうにかバスに乗車することに成功。
最寄りの停留所は”Казанский Храм”であることはわかっていたので、そこで下車。わずか3分程度の乗車だったので、今更バスに乗る必要があったのかは疑問ですが(笑)
きわめつけは、”Казанский Храм”で降りたは良いものの、実はどっち方面に進めば良いのかわかっていませんでした。とりあえず駅とは逆方向に歩いてみたのですが、どう考えても以前歩いて来た時には見覚えのない景色だったので、バス停まで引き返して駅方面に歩いて行きます。
そして…ようやく”ピョンヤン”にたどり着くことができました。
かなり時間を無駄にしてしまいましたが、なんとかたどり着けたので良かったです。ピョンヤンへの行き方は少しややこしいところがあるので、今度あらためて別の記事で詳しく書きたいと思います。
北朝鮮料理で乾杯
さて、気を取り直してお楽しみのディナータイムです。まずは何と言ってもビールから。”ハイト”という韓国ビールのようです。
そしてキムチを注文。真ん中が注文したキムチで、周りの小皿は料理を頼むとついてくるナムルのようです。
そして、メインは”スケトウダラのスープ”を注文。鍋料理を頼みたかったのですが、どれも4人前からということなので残念ながら断念。
ほかには、写真に撮っていませんがチジミを注文しました。ただ、若干頼みすぎましたね…相当な量です。特にキムチはこんなに量があるとは思っていませんでした。
少し遠くにあるのがネックではありますが、やはりウラジオストクに行くのであれば、ぜひここで食事をするのがオススメです。大満足のディナーでした。
まさかのバス終了?
さて、この後はホテルに戻って休むだけなので、バス停でバスを待ちます。しかし、何かがおかしい…いくら待っても全くバスが来ないのです。
そういえば、ここに来る時のバスの車内に時刻が書いてあった張り紙があったのを思い出します。あれが運行時間ということでしょうか。確か、21時か22時となっていた気がしますが…。
ちなみにこの段階で時刻は22時を回っていました。終バスは行ってしまったと考えるのが妥当でしょう。
さすがにここから歩いて帰る気力はないので、タクシーを拾おうと試みました。しかし、どのタクシーも客を乗せているのか、止まる気配がありません。
しかたがないので、少し気は引けますがレストランに戻ってタクシーを呼んでもらうことにしました。嫌な顔一つせずに電話してくれたのが救いでしたね。
ホテルまでのタクシー代はわずか200ルーブル。タクシーでもこんなに安いのなら、バスが終わっていようとなかろうと普通に最初からタクシーを呼んでもらって帰るのがベストでしたね。
これにてウラジオストク1日目は終了。最終日は朝早くに空港に行かなければいけないので、翌日が実質的には旅行の最終日です。
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