メジャーの楽曲コンペで初採用を勝ち取るまで -かかった期間と提出した曲数-
ようやく初採用が決まりました
先日の話なのですが、ついに以前から参加し続けていたコンペの採用連絡をいただきました。2018年1月17日発売、綾野ましろさん6thシングル「starry」の作曲で参加させて頂き、作家デビューを果たすことができました。
振り返りも兼ねて、採用までどれくらいの期間がかかったのか、楽曲を何曲提出したのかといったことをまとめてみました。コンペに参加してプロを目指そうと思っている方の参考になれば幸いです。
コンペに参加できるまでの道のりはこちらの記事に詳しく書いてありますので、こちらを参照していただければと思います。
初採用までの期間は約2年
今お世話になっている事務所にデモを送り、返事をいただいたのが2015年7月のこと。最初のコンペに楽曲を出したのが8月のことです。
採用の連絡をいただいたのが2017年8月末のことですから、およそ2年の時を経ての採用となりました。2年というとかなり長い気もしますが、体感的にはあっという間だったと思います。
これが平均と比べてどうなのかということは不明ですが、あまり早い方ではないでしょう。事務所によっては、2年も採用&キープなしだと切られてしまうところもあるかもしれません。一応キープが2曲あったので、切られる心配はそれほどありませんでしたが。
ちなみに、初めて作曲らしい作曲をしたのが18歳の時なので、そこからだと9年が経過した計算になります。
いずれにせよ、諦めずに粘り強く挑戦し続けてよかったと思います。
書き下ろした曲数は”33”曲
コンペを始めてから提出のため書き下ろした楽曲の数は、33曲でした。振り返ってみると、2年間という期間の割にはちょっと少ないという感じは否めないですね。まあ他にも色々なことをやっていたので、こんなものかなという感じはありますが。
ちなみに33曲というのは8月時点で書き下ろした曲数で、採用された楽曲は29曲目に書き下ろした楽曲です。
他にコンペに参加する以前のストックから4曲を出しているので、提出曲数は合計で36曲ということになります。
一度落ちた楽曲をストックとして提出することもありますから、参加したコンペの数で考えるともう少し多くなるでしょう。数えてみた結果、採用されたのは47回目に提出したコンペでした。現在は述べ52のコンペに楽曲を提出しています。
喜んでばかりもいられない
ようやく採用を勝ち取ったことは素直に喜びたいと思うのですが、同時にこのままでは音楽だけで食べてはいけないという危機感もあります。単純に47のコンペに参加して1勝と考えると、勝率はわずか2.13%(!)。
この勝率のままでは厳しいですよね。コンペへの提出楽曲を増やす必要もあると思いますが、勝率を上げなければジリ貧だと思います。
最初に事務所に送ったデモと現在の楽曲を聴き比べれば、確かに成長はしているとは思うのですが、まだまだクオリティ的にも改善できる余地はあると考えています。
既存楽曲の聴き込みや分析も今まで以上にしなければならないでしょう。他に機材への投資など、やれることはまだまだ山ほどあります。