『嫌われる勇気』は現代人必読の一冊
続編である『幸せになる勇気』が出たということで、読む前にもう一度読み返しておくことにしました。
やはり一回読んだだけだと忘れてしまう内容も出てくるので、読んだことを自分のものにしようと思えば、何度か読み返したいものですね。
こちらの本、日本で売れているのはもちろんなのですが、韓国でもベストセラーになっているとか。
「関連リンク」
ベストセラー年間1位を独占!『嫌われる勇気』が韓国で熱狂的に支持される理由
http://diamond.jp/articles/-/83855
もし誰かから、何かオススメの本はあるか?と聞かれれば、間違いなくこの『嫌われる勇気』を勧めるでしょう。
なぜこの本がこれほど読まれているのかは、もういっその事読めばわかると言いたいくらいなのですが、それではこの記事を書いている意味もないので、どうしてこの本が素晴らしいのか、内容を紹介しつつお伝えしたいと思います。
「アドラー心理学」の考え方を身につける
「嫌われる勇気」は、少し前から話題になりつつある「アドラー心理学」について書かれた本です。
アドラー心理学について書かれた本はいくつもありますが、なぜこの本がこれほどのベストセラーになったのか。
他の本を全て読んだわけではないので断言はできませんが、それはこの「嫌われる勇気」という本が、悩める「青年」と、アドラー心理学による生き方を身につけた「哲人」による対話という形で書かれているからでしょう。
これはアドラー心理学を理解する上で、大きな助けになっていると思います。
そもそもアドラー心理学の考え方は、その考え方を今まで知らなかった人からすると、なかなか受け入れ難いものが多いものです。
事実「青年」は「哲人」の言うアドラー心理学の考え方には反発し、哲人を論破しようとします。もちろん最終的にはアドラー心理学の考え方を受け入れ、生き方を変えていくという決断をするのですが。
青年が哲人に反発するのはもっともなことで、おそらく多くの人がアドラー心理学の考え方に触れた時、すんなりとその考え方を受け入れるということは難しいと思います。
確かにアドラー心理学の考え方が普遍的に正しいものだ、とは私も思いません。
しかし、”自分が幸せになるために自分の人生を生きる”のであれば、アドラー心理学の考え方に基づいて生きていくのが近道となるでしょう。
幸せとはどのように感じることができるのか。それは”承認欲求”を満たすことではなく、”貢献感”を得ることだであるということは、目から鱗であるとともに腑に落ちた一節です。
マンガでアドラー心理学を学ぶ
アドラー心理学を学ぶのであれば、ぜひこの「嫌われる勇気」を読んでいただきたいのですが、普段本を読まないから活字はちょっと…という方は、アドラー心理学について書いたマンガがありますのでそちらを読んでみてはいかがでしょうか。
私が読んだのはこちらの2冊。
どちらも良かったですが、1冊を選ぶなら「マンガで分かる心療内科」をオススメします。マンガで分かる心療内科シリーズは私も全巻読んでおり、シリーズのファンですので(笑)
『幸せになる勇気』のレビューはこちら
「『幸せになる勇気』を読んで”これからどうするか”を考えよう」