中央アジア旅行記(12)|カザフスタン編⑤カザフスタン人の兄弟

夕食はバザール内の露店で

この日は昼食がブランチのような感じだったので、夕食は早めにとりました。まだバザールもやっていたので、食事ができるところを探したところ、いくつか食べ物の露店がまとまっている場所がありました。

テント内に席が用意されていて、そのまま食事することができます。

食べたものは、名前は忘れてしまったのですが、肉の腸詰のようなものを煮込んだスープです。美味しいですが、多少臭みもあり強烈な印象でした。

お酒も売っています

トルキスタンのバザールではお酒を売っている店もありました。イスラム教の国なので、その辺りはどうなのだろうと思っていたのですが、普通に売っていたので一安心。

ビールとコニャックを購入。先ほどかったキムチをつまみに部屋で飲みます。

旅先で初めての洗濯

3週間という長さで旅行するのは初めてのことだったので、旅行先で洗濯をするという経験も初めてでした。もちろん洗濯機など使えませんので、洗面所の水道で手洗いです。

洗濯の方法ですが、コンビニやスーパーのビニール袋をバケツのような感じで使い、そこに洗剤を加えて洗います。

洗剤はこちらのように、トラベル向けに小分けの袋になっているものを買いました。

もしくは、小さめのチャック付きのビニールに、洗剤を自分で小分けしていくというのもアリでしょう。

あとは部屋干しするための紐が必要になります。

こんな感じに洗剤・紐・洗濯バサミ・空気式のハンガーがセットになっているものも販売されています。

私の場合は、100均で買ったひもを使いました。洗濯バサミは持って行きませんでしたが、特に不便は感じませんでした。

注意点として、部屋干しが禁止されているホテルもありますので気をつけましょう。

酒盛りをしていたら…

部屋で友人と酒を飲んでいると…なぜか訪問者が。

あとで話をしていてわかるのですが、この宿の関係者だったようです。こちらがロシア語を少し解するとわかると、少ししてから戻ってきました。

そして、どういうわけか一緒にお酒を飲むことに(笑)

とはいえ、この段階では向こうがただ話をしたいだけなのか、もしくは何らかの悪だくみをしているのか判別がつきません。結果的には何も問題なかったわけですが、当然警戒すべき場面だったでしょう。

向こうが持ってきたジュースを勧められましたが、これは向こうも飲んでいたので問題なしと判断。

それにしても、どれだけこちらに興味があるんだいう感じです。まあ、あまり娯楽が豊富な場所でもなさそうだったので、珍しい日本からの客が来ているとなれば、それは現地人にとって面白いことなのでしょう。

私もロシア語を多少は話せましたが、まだ満足にコミュニケーションが取れるレベルではありませんでした。そこで活躍してくれたのが、旅の指さし会話帳。

わからない単語を調べるという使い方もできますし、なにより向こうがこの本自体に並ならぬ関心を示していました。ロシア語に限らず、コミュニケーションツールとして旅の指さし会話帳はオススメできます。

ちなみに部屋に来たカザフ人は男二人で、兄弟とのこと。ちょっと年が離れているかなとは思いましたが、まあ嘘というわけでもないでしょう。フロントの女性は姉だそうです。

噛みタバコ(?)のようなものをくれたので少し試してみたのですが、間違って少し食べてしまったため目眩がしました。本当は噛んだ後は全部吐き出すものです。一瞬ドラッグか?と思ってしまったほどの強烈さで、酒の酔いも相まって危うく嘔吐してしまうところでしたね。

あとは、なぜか私が持っていた財布(100均で買ったサブの財布)に興味を持ったみたいで、あちらが持っていた財布と交換することに。もらった財布も別に高いものではないと思いますが、100円の財布と交換で良かったのかな、と思ったり笑

それ以外にもいろいろあったのですが、さすがに全て書いていたらキリがないので割愛。この旅行で1,2を争う強烈な体験でしたね。

翌日は朝から駅に向かわなければいけないので、ほどほどのところで解散となりました。

ウズベキスタンのタシケントを目指して

トルキスタン駅まで戻り、今度はそこから鉄道でウズベキスタンをめざします。

駅まではタクシーを使用。確か400テンゲ(約240円)だったと思います。吹っかけられたりはしませんでしたね。

アブライ・ハン像

駅前広場で撮影。おそらく「アブライ・ハン」の像だと思います。

ここから乗るのも長距離列車ですが、今回の乗車では夜は越しません。

次回は列車内での出来事などを書いていきます。今回の乗車でも非常に面白い体験ができました。