中央アジア旅行記(4)|キルギス編③生活感ただようバザール
現地の人々の生活が垣間見えるバザール
ホテルを出て向かった先は、食料品や衣料品など様々なものを売る露店が並ぶバザール。ビシュケクにはいくつかバザールがあるのですが、この時行ったのは「ドルドイ・バザール」。大通りに出てからマルシュルートカに乗り込みます。終点がバザールなので、乗るマルシュルートカを間違えなければわかりやすいです。
料金は10ソム。日本円で約20円ですから、激安ですね。乗り心地が良いとは言えないのが難点ですが。
バザールに到着するも、ものすごい数の車が乗り入れており、入り口付近が渋滞していますので、降りられるまでしばらく待つことになります。
このバザールですが、今回訪れた4カ国すべてにあり、そのどれもが微妙に異なっていました。この地域を訪れる時は、面白いのでぜひバザールに行ってみてください。
お土産もここで
バザールの写真です。中央左に積んである円盤状のパンは、ナンですね。バザールではこのナンがいたるところで売られています。よくインドカレーと一緒に食べられるナンとは全く別物です。
ここドルドイ・バザールは衣料品中心のバザールのようで、私はここで帽子をお土産に買いました。
向こうは寒かったので、旅行中はお世話になりましたね。値段ですが、向こうの言い値が600ソムだったところを、500ソムにしてもらったかと思います。基本的にはこういうバザールでは値札がなく、定価というものがない世界ですので、少し高いものを買う時や、まとめ買いをする時は安くできないか、値下げ交渉を持ちかけてみるのが良いでしょう。
服の種類も多いので、足りない服があればここで買い足すという選択肢もあります。
CDも売っていました。左の看板には携帯電話の写真がありますが、携帯電話の販売・修理を行っているようです。本当になんでもあるのがバザールなんですね。
もちろん食事もここで済ませられます。小規模ですが、座席のある食堂がありますし、食べ物を売っている屋台もあります。ここではケバブサンドを買って食べてみました。手軽においしいものが食べられるので、バザールで食べ歩きをするというのもオススメです。
戻り際に百貨店「ツム」へ
旧ソ連の百貨店としてはおなじみの、ツム(ЦУМ)がビシュケクにもあります。ドルドイ・バザールを発車してツムを通るマルシュルートカがあるので、それに乗って行きましょう。
とはいえ、どこで降りたら良いのかということは、この街にきて初日の我々にはよくわかりません。そろそろかなと思って車掌に尋ねてみたところ、なんともう通り過ぎたのこと。急いで下車します。
というのも、バスとは違うため立っていると窓の外が見えないんです。まだ座っていれば外を常に見ていられたため、降りるタイミングもわかったのかもしれませんが。
そういうわけなので、時間が押しているなどして乗り過ごしができない状況なら、あらかじめ運転手に頼んでここに着いたら教えてくれ、とお願いしておくのが良いでしょう。ロシアでエカテリーナ宮殿に行ったときは、そのおかげで乗り過ごさずに済んだことがあります。
さて、降りたあとは現在位置を把握しなければならなかったのですが、ネットは使えないためなにかランドマークになる建物を見つけなければなりません。
ところが、ダメ元でiPadのアプリCityMaps2GOを開いてみたところ、幸運なことに位置情報が有効だったため、地図上で現在位置を知ることができました。wifiモデルだったのでGPS機能はないのですが、位置情報機能だけでも案外正確みたいです。
あと、CityMaps2GOにビシュケクの地図を入れておいて良かったですね。オフラインで使える地図アプリはこういう時に重宝します。
そういうわけで、ツムまで歩いて行ける距離だとわかったので、歩きました。
ビシュケクのツムは2階に雑貨屋があり、最上階には土産物屋が何件も入っているので、なかなか見ていて楽しいです。他の3カ国を回ったあとにビシュケクには戻ってくるので、お土産を買うのは再度ここに来た時です。
このあとは、徒歩圏内に国立歴史博物館があるので、そちらへ向かいます。