ロシア語短文和訳練習 No.03
今回はクリミアに関するウクライナの動きを報じたトピックです。
Аваков: для возврата Крыма Украина создает спецподразделение нацгвардии https://t.co/jqmNjIUqrX
— Вести.Ru (@vesti_news) 2016年2月26日
訳)アヴァコフ:ウクライナのクリミアの返却のため国家憲兵隊の特別部隊を創設する https://t.co/9wsVKyCsa6
— ロシア彷徨記 -ロシア旅行情報ブログ- (@rusinfo0522) 2016年2月26日
このツイート、訳が少し間違っていました。正しくは「クリミアの返却のため、ウクライナは国家憲兵隊の特別舞台を創設する」となります。Украинаは主格なのに、なぜか生格になっていると勘違いしていました。
ウクライナ内務相のアヴァコフ氏による発言のようです。
ちょっと難しかったので正確かはわかりませんが…およそこう言う意味だと思います。создает(創設する)までは簡単なのですが、問題はспецподразделение。
— ロシア彷徨記 -ロシア旅行情報ブログ- (@rusinfo0522) 2016年2月26日
ロシア語は複数の単語が組み合わさって、一つの単語になるということが良くあります。そのまま辞書を引いてもでないので、спец+подразделениеと考えます。спецは特別(special)を意味する接頭辞。подразделениеは部隊(unit)。
— ロシア彷徨記 -ロシア旅行情報ブログ- (@rusinfo0522) 2016年2月26日
あと、нацгвардииも最初はわからなかったのですが、これはНациональная гвардия Украины(National Guard of Ukraine)のことだと思います。これもнац(national)+гвардии(guard)の複合語。
— ロシア彷徨記 -ロシア旅行情報ブログ- (@rusinfo0522) 2016年2月26日
最後の2語の意味さえ抑えられれば、文章自体はシンプルでした。
他の単語の補足をすると、дляは「〜のために」を意味する生格支配の前置詞。возвратは「返却」という意味の男性名詞で、文中では生格をとっているので語尾にаがつきます。