ロシア旅行記|サハリン・ウラジオストク編(1)日本ゆかりの地サハリンへ

2019年12月31日

かつて日本であった場所”サハリン”へ行きました

かねてより計画していました通り、8月11日〜16日の日程でロシアのサハリンとウラジオストクへ行って来ました。本来はサハリンのみに行く予定でしたが、同行することになった友人の提案でウラジオストクにも行くことに。

行きは直行便でユジノサハリンスクへ行き、帰りに国内線でウラジオストクへ飛び、その後日本に戻ってくるというルートです。

このように複数都市を回る航空券の取り方は別記事で解説していますので、ぜひそちらを参考にしていただければと思います。

かつてサハリンの南半分は南樺太という名の日本領でしたから、日本時代の名残とも言える建物がサハリンには残っており、それらを訪ねるのも楽しみの一つと言えるでしょう。

ちなみに今回の旅行で使ったお金の総額は、約11万円でした。詳細についてはすでに別の記事で書いていますので、そちらをご覧ください。

ヤクーツク航空でユジノサハリンスクへ

今回の旅は成田空港から始まります。ちなみに今は千葉に住んでいるので、東松戸経由でアクセス特急に乗りました。1時間と少しかけてで空港に到着。

外貨両替は迷ったのですが、今回は両替を行わないことにしました。理由としては、まずATMを使えばカードのキャッシングで現金が引き出せること。ウラジオストクでは街中のいたるところにATMがありました。

もう一つの理由は、サハリンなので日本円のレートがそれほど悪くないのではないかと考えたことです。結局のところは現地でも両替を行うことはなく、現金はすべてATMから調達していました。

お盆休みなので空港が込み合う時期ですが、チェックインカウンターに着いたときは並んでいる客が誰一人としておらず、閑散としていました。さすがはマイナーな航空会社…

搭乗ゲートからはバスで機体まで移動します。空港でバスに乗ったのは久しぶりです。

ヤクーツク航空の機体

ヤクーツク航空の機体。けっこう小さめでした。中は左2列、右3列の1列5人がけ

出発後1時間ほど経過して、ドリンクと軽食のサービスがありました。残念ながらアルコール類の選択肢はなし

ヤクーツク航空の軽食

空港で少しお昼を食べていたので、丁度良い量の軽食でした。食後にはコーヒーか紅茶が飲めます。

かなり小さなホムトヴォ空港

2時間ほどのフライトを経て、ユジノサハリンスクのホムトヴォ空港に到着。機内アナウンスで現地の気温は15℃と言っていた通り、飛行機を降りると少し肌寒いです。

バスに乗って空港の建物まで移動するのですが、到着後の空港への入り口がかなり狭く、乗客が一気にそこに殺到するという異様な光景になります笑

イミグレは4つの窓口が開いていたのでそこまでの混雑ではないのですが、最初の方で詰まっていた人がいた関係で若干時間がかかりました。自分の番では特に質問されることもなく、スムーズに通過

ちなみに入国カードを書くスペースはありませんので、到着までに機内で書いておくことを強くお勧めします。何人か日本人が入国カードの不備で突き返されておりましたので。

荷物をピックアップした後、出口へ。出てみると日本人観光客の送迎と思しき人はかなりいましたが、意外なことに白タク運転手に声をかけられることはありませんでした。

ともかく、まずは現地通貨ルーブルを手に入れなければなりません。ロシアはそれほどカード社会というわけではありませんから、現金は必須です。

両替所がない空港

地球の歩き方13~14年版によれば、”2012年現在、ユジノサハリンスク空港には両替所がない”との情報だったのですが、さすがに今はあるだろうと思い少し探してみます(探すほど広い空港でもないですが…)。

結論としては、2017年現在も依然として両替所はありません笑。まあ想定内のことなので、クレカを使ってATMでキャッシングしようと思います。

 

2階への階段を上がってすぐのところにありました。

ATMを使う時のコツなのですが、金額の選択肢はデフォルトで表示されるキリの良い数字を選ぶのではなく、自分で金額を入力して"2900,3900"などの金額にするのがコツです。

2000や3000といった金額ですと、全て1000ルーブル札で出て来てしまうので使い勝手がかなり悪いです。日本では万札を出してお釣りがないと言われることはまずないですが、ロシアでは規模の小さな店などではお釣りがないと言われることが珍しくないです。

百の位を9で入力しておけば100ルーブル札×9枚で出てくれるので、細かいお金が手に入ります。まあ、かくいう私は最初のキャッシングで5000を選択してしまい、ATMから出て来た5000ルーブル札を目にして「しまった」と言っていたんですが笑

現金は手に入ったので、ホテルに向かいたいと思います。すでに夜の21時を回っていますので、外は暗くなっています。

バスで行くかタクシーで行くか

とりあえず空港の外に出てみたのですが、正面にはバスはおろかタクシーらしき車も止まっていません。

 

とりあえずインフォメーションで聞いてみようと思い、再度空港の建物の中へ。聞いた話によれば、建物を出て左のほうに進めばバスが来ているとのこと。

言われた通りに左のほうへ歩いてみたのですが、どこにバスが来るのかよくわかりません。"BAGGAGE" TARMINAL"という建物がありましたが、バスとは関係なさそうです。

その前あたりに数人でたむろしている集団が。ああ、これは白タクドライバーだなと直感的に思いましたが、案の定その通りで「Taxi go?」と声をかけられました。

もう少しバスを探してみようと思い一旦はスルーしたのですが、結局バスがどこに来るのかわからなかったので、もう一度ドライバー集団の元に戻って来ました。若干ガラの悪そうな感じなので、少しためらいはあったのですが笑

どこに行くんだと聞かれたので、とりあえずダメ元でホテル名を言ってみました。すると、幸運なことにドライバーの一人が知っているとのこと。そのドライバーの車に乗ることになりました。

白タクですからあまり法外な値段だったら困るので、乗る前に値段を確認。700ルーブルとのことだったので、OKして車に乗り込みます。相場よりは少し高いかもしれませんが、時間帯を考えればまあ許容範囲だと思います。ホテルも知っているとのことでしたし。

”コマドールホテル”に到着

ユジノサハリンスクでの宿泊場所、コマドールホテルに到着しました。時間にして30分と少しくらいだったかと思います。車間を詰めることをためらわない運転だったので、大丈夫かなと思う局面はありましたが…

代金を支払うわけですが、そういえば手持ちが1000ルーブル札しかなかったことを思い出します。白タクドライバーにお釣りを要求するのもあれですし、ホテルまでスムーズに連れて来てくれたのでチップだと思い、少し高めですがそのまま1000ルーブル札を渡すことにしました。

無事ホテルに到着し、チェックインです。チェックインの模様やホテルの様子などは、次回の記事で詳しくお伝えしたいと思います。

<次回:ロシア旅行記|サハリン・ウラジオストク編(2)安いが快適なコマドールホテル