ロシア旅行記|サハリン・ウラジオストク編(3)日本領時代の建物

2019年12月31日

部屋での朝食

サハリン旅行2日目。朝食を8時にお願いしていたので起きて部屋で待機していると、フロントで言われた通り朝食を部屋まで持ってきてくれました。

よくあるイングリッシュブレックファストのような感じであまりロシア感はないですね…笑。右はおかゆのような感じなのですが、若干甘めの味付け。米を甘く味つけるというのは意外な感じですが、これが意外とおいしかったです。

紅茶のティーバッグを一緒に持ってきてくれるので、備え付けのポットでお湯を沸かして紅茶を入れました。

その後はシャワーを浴びます。ちゃんとお湯は出ますし、シャワーの勢いも良い感じです。

ユジノサハリンスクの街並み

旅行は2日目ですが前日は夜遅くの到着だったので、ユジノサハリンスクの街並みを見るのはこの日が初めてのようなものです。

残念ながらあいにく天気は曇りで、いつ雨が降ってもおかしくない状態。またかなり肌寒く、普通にジャケットなどが必要なレベルです。8月半ばでこの気候ですから、サハリンに旅行に行くなら1年中いつであっても防寒対策が必要でしょう。

まずはユジノサハリンスク駅を見に言ってみようと思います。サハリン通りに出たら西に進みます。

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途中目を引く色の建物がありましたが、これは映画館のようです。

ショッピングセンターもありました。なかなか凄い配色ですね…

しばらく進むと線路と通りが交差します。踏切が下りるところは見られませんでしたが、実際に北行きの列車がここを走っているはずです。

本当でしたら踏切より手前のヴァグザーリナヤ通りを南に進まなければいけないのですが、間違えて一本先の通りを曲がってしまいました。一旦引き返します。

鉄道歴史博物館は閉館中か?

地球の歩き方情報によれば、駅のすぐ北にある「鉄道歴史博物館」は”2012年現在改修のため閉館中、2013年開館予定”ということだったのですが、今回行った時に見た感じですとまだ閉館中のように思えました。

鉄道歴史博物館の展示

ただ、柵の外からでも展示を間近に見ることはできました。

そのままもう少し南に進むと、ユジノサハリンスク駅が見えてきます。駅舎の写真を撮ったつもりだったのですが、どうやら撮り忘れていた模様…。

とはいえウラジオストクやハバロフスクの駅舎と比べるとかなり地味で、建物はかなり地味です。一応中にも入って見ましたが、売店があるくらいで特に見所はありませんでした。

駅前のレーニン像

駅前のレーニン広場にはロシア定番のレーニン像が立っています。

サハリン州立美術館へ

レーニン広場前のレーニン通りを北上し、サハリン州立美術館へ向かいます。

ここは日本時代の名残の一つで、拓殖銀行の建物が利用されています。入場料は70ルルーブルでした。写真撮影をする場合は、確か別料金だったと思います。

州立美術館ということで多少は期待していたのですが、残念ながら展示は30分もあれば見終わってしまうくらいのものでした。

ちなみに隣には図書館が建っています。なかなか立派な装いの建物です。

その後はレーニン広場まで引き返し、コミュニスト通りを東へ。サハリン州立郷土博物館を目指します。

街を見て回りたかったので歩きで行きましたが、結構距離があるのでバスで行くという手もアリですね。

サハリン州立郷土博物館へ

博物館への道の途中にも、いくつか見所はあります。まずはこちらの大きな建物。

通った時には何の建物だかわからなかったのですが、建物に書いてある文字を翻訳して見るとどうやらこれが”サハリン州政府庁舎”のようです。

もうしばらく進むと、”チェーホフ記念ドラマ劇場”が見えて来ます。

もし何か観ることができればと思い、チケット売り場で「今日か明日の演目はあるか」と尋ねてみましたが、即答で「ない」とのこと。残念ですが諦めて先へ進みます。

ドラマ劇場からさらに歩くと、サハリン州立郷土博物館が見えて来ました。

日本時代の建物が利用されています。何か催し物をやっていたようで、人で賑わっていました。

入場料は100ルーブル。写真撮影の料金は覚えていないのですが、やけに高かった気がしたので中の写真は撮りませんでした。

中は1時間ほどあれば見終わると思います。日本が関係している展示も一部ありました。

博物館の周囲も見て回ると面白いです。

引き続きコミュニスト通りを東へ

そろそろ昼食どきだったので一旦中心まで戻ろうかと思ったのですが、この後は博物館から東方向の栄光広場のあたりに行きたかったので、遠回りになってしまいます。

栄光広場へ行く途中にレストランがある可能性もあるので、そのまま東へ進むことにしました。続きは次回の記事で書こうと思います。

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