中央アジア旅行記(38)|ウズベキスタン編(21)出国不可能の危機?(後編)

再びチケット売り場へ

どうにかオヴィールの職員に出国許可をもらうことができたので、今度こそはとチケット売り場へ戻りました。

時間が徐々に無くなりつつありますが、最悪タシケントで1泊してから翌日に出発するという手段もあるので、そこまで焦りはありません。

もう一度チケットの窓口で、今度はオヴィールで出国許可をもらったということを伝えるも…口頭でもらった許可ですから、やはりすんなりチケット購入とはいかず。

そういうわけなので、オヴィールの職員に電話して欲しいと伝えたところ、連絡を取りに行ったようなのでしばらく待ちます。

が…どうやら連絡がつかない様子。しばらく待っていると、責任者らしき男性職員が出てきました。

出国許可をくれるのだろうか…?と思いきや、まさかの「明日にしよう」との言葉が。こちらとしては承服するわけにいきませんので、当然抗議しました。

向こうも根負けしたのか、オヴィールの職員にこれから会いにいこうとの提案がありました。今度は私が荷物番として残り、友人が職員と同行します。

しばらく待ったのち、職員と友人が戻ってきました。結果としては…どうにかチケットを買うことができるようです。これで無事ウズベキスタンを出国して、カザフスタンのシムケントに向かうことができます。

夜行列車でシムケントへ

タシケントに到着した直後は3,4時間ほど余裕があった時間ですが、チケットを買った時にはすでに列車に乗り込める時間になっていました。

列車に乗り込むと、どうやらここでも私たちだけの貸切状態のようです。

出発を待っていると、オヴィールの職員の居場所を見つけてくれた、駅員の青年がやってきました。どうやら私が手袋を落としていたようで、わざわざ届けに来てくれたようです。

先ほどの件も含め、お礼を言って握手を交わしました。彼の助けなしでは、もう1日ウズベキスタンに滞在することになっていたでしょう。

出国と入国では特に問題はなし。相変わらず発車まで長時間待つのは変わりありませんが笑

次回からは、再びカザフスタン編となります。シムケントの街を見て回りましょう。