旅行でつかえるロシア語(1)|あいさつ編

海外旅行では現地語がわからなくても、英語に加えて身振り手振りなども活用すれば、なんとか乗り切れるものです。特にツアーで旅行に行く場合は、現地語どころか英語を話す機会すらあまりないでしょう。

しかし、それに加えて現地語の言葉を少しでも覚えておけば、コミュニケーションにも役立ちますし、現地の人の反応が良くなる場合が多いです。

まずはあいさつから優先して覚えたいところですね。やりとりは英語でも、最初の声かけや最後のお礼を現地語で言うだけでも違ってくるものです。

今回はロシア語のあいさつをピックアップしてみましたので、もしロシアへ旅行に行く機会があればせひ使ってみてください。

単語中のアクセントがある部分は、太字で表記しています。

まずは基本、英語で言うところの「Hello」から

最初には英語のHelloのように、時間帯を問わずつかえるあいさつの表現を紹介します。ちょっと長いですが、耳にした人ことがある人もいるかもしれません。

Здравствуйте(ズドらーストヴィチェ)「こんにちは」

Рの巻き舌音はひらがなで表すことが一般的ですので、ひらがなで書いてあります。基本のあいさつなのにどうしてこんな長いんだ、と言いたくもなりますが、カタカナ発音でもわりと通じますので、そのまま覚えてみてください。

発音を詳しく解説すると、まずロシア語のр(エル)は巻き舌音になりますので、「らー」は巻き舌で発音。また、5文字目にあるв(ヴェー)は発音されません。вуйはひとかたまりで「ヴィ」と考えてよいでしょう。英語のVと同じように、下唇を軽く噛む発音になります。

アクセントはаにありますので、раの部分を長く発音します。

感謝を表す表現

先ほどのあいさつに比べるといくらか短く、覚えやすい表現です。

Спасибо(スパシーバ)「ありがとう」

アクセントはиにありますので、
си「シー」の部分を長く発音。また、「シー」よりかは「スィー」という音に近いです。
最後のоにはアクセントがないので、「ア」に近い発音になります。

さらに強く感謝の気持ちを表したい場合はбольшоеを前か後ろにつけて、

Большое спасибо.(バリショーエ スパシーバ)

あるいは

Спасибо большое.(スパシーバ バリショーエ)

と言うことができます。ロシアでなにかをしてもらったら、積極的に使っていきたい表現です。

別れの際に言う言葉

こちらも汎用性の高い表現。日本語で言う「さようなら」です。

До свидания(ダスヴィダーニャ)「さようなら」

これも綴り通りの発音で、覚えやすいです。アクセントはдаの部分。2単語からなる表現ですが、そのまま続けて1単語のように読みます。

レストランで会計を終えて帰る時や、ホテルのチェックアウト時にも使えます。спосибоを添えて使ってみたい表現です。

類似表現で、

До встречи(ダフストりぇーチ)

という表現があります。これも日本語に訳すなら「さようなら」となりますが、こちらはまた会うことがほぼ確定している相手に使うものなので、普通レストランやホテルなどでは使いません。

3つの主要なあいさつ表現を紹介しました。Здравствуйтеはちょっと長いですが、繰り返し発音していれば覚えられると思います。ロシア旅行に行けばまず確実につかえる表現なので、ロシア旅行へ行くときは是非この3つの表現だけでも覚えてみてください。

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