手軽かつ効果的にドラムの処理ができるプラグイン「CLA-Drums」レビュー

最近ミックスでよく使うプラグインの1つが、ドラム処理を簡単に行える「CLA-Drums」です。

今回は、そのCLA-Drumsをレビューしてみたいと思います。

CLA-Drums

CLA-DrumsはエンジニアのChris Lord-Alge氏の協力を得て作られた、CLA Signatureシリーズの1つです。

発売元はWavesで、Drumsの他には「Bass, Effects, Guitars, Unplugged, Vocals」の5種類があります。

単品でも買えますが、6種類セットで買ったほうが価格的にはお得な仕様になっています。

パラメータがシンプルで、プリセットも充実

ノブで入力ソースの種類を指定

まず、このCLA-Drumsの肝となるのが、左上に設置されているノブ。ここでエフェクトの対象となるトラックの種類を指定します。

ちなみに今回このレビューを書こうと思い、ユーザーガイドを読んでみて初めて知ったのですが、”COWBELL”がハイハットやシンバル向けのパラメータになっているようです。知りませんでした…。

ちなみに”OH”は、オーバーヘッド(Over Head)マイクのこと。

5つのフェーダーでエフェクトを調整

中央に配置されている5つのフェーダーを調節して、エフェクトのかかり具合を調節します。

フェーダーの上にある矢印のスイッチを押すと、エフェクトのタイプを3種類から切り替えることができます。バイパスにすることも可能。

やはりプリセットが優秀なので、良い感じのプリセットを選んでから、エフェクト量を調節していく方が簡単かなと思います。

実際にCLA-Drumsで処理したドラムトラックを用意しました

結局のところ一番気になるのは、どんな感じの音に仕上がるのかということだと思うので、実際にCLA-Drumsを使って処理したドラムトラックの音を聴いてみてください。

まずは、エフェクト未処理のトラックから。使っている音源は、Superior Drummer 2.0です。

次が、CLA-Drumsでエフェクト処理を施したトラック。EQのローカットと、音圧を持ち上げるためにリミッターを掛けていますが、それ以外は全てCLA-Drumsのみを使って音作りをしています。

プリセットを選んでパラメータを少しいじったのみですが、カッコ良いドラムトラックが仕上がりました。

ドラムの音作りに悩んでいるなら、このCLA-Drumsを導入してみると良い結果が得られるかもしれません。

こちらのリンクを経由してプラグインを購入していただくと、価格が10%割引になりますので、ぜひ利用してみてください。