”クワスの素”を使って自家製クワス作りに挑戦(1)〜翻訳編①〜
ロシア旅行でお土産に買った”クワスの素”
5月に入ってからというもの、暑い日が続いていますね。暑くなってきたころにロシアで飲まれる飲み物といえば、”クワス”ですね。
旅行に行った時はレストランで飲んだり、スーパーでビン入りのものを買ったり、屋台でカップ1杯のクワスを買って飲んだりしたものです。
@Neskuchniy911 И сейчас в С-Посад моностырский квас из бочки вкусный... pic.twitter.com/rdTICESSsI
— Ксения Загорулько (@xenia_zagorulko) 2016年5月8日
こんな感じに、夏場はクワスの屋台を街で見ることができます。私が2014年にハバロフスクに行った時は夏が終わりかけていましたが、幸いにも駅の近くでクワスの屋台を発見することができました。
で、ふと思い出したのですが、そういえばモスクワに行った時にスーパーでこんなものを買っていました。
そう、クワスの素です。これを使えば、自家製のクワスを作ることができます。普通にスーパーで売っていますので、ロシア旅行のお土産にいかがでしょうか。
1回分で3ℓ作ることができ、2回分の素が入っています。実は1度こちらを使ったクワス作りにチャレンジしたのですが、出来上がったものは飲めなくはないものの、甘さが足りない微妙なクワスでした…
失敗の原因は明らかで、後ろに書いてある手順の説明をちゃんと理解せず、わかる単語のみから類推するというかなりアバウトな作り方をしてしまったからです。
なので、今回は説明文を正確に翻訳した上で、正しい作り方に基づいてクワス作りに挑戦してみたいと思います。
第1回の記事では、パッケージ裏の文章を翻訳していきます。ロシア語の勉強にもなると思うので、ぜひごらんください。
3ℓの自家製クワスの作り方
まずは、真ん中に並んでいるイラストの上に書いてある見出し、「Способ приготовления 3 л домашнего КВАСА」から見ていきましょう。
これを訳すと、「3ℓの自家製クワスの作り方」となります。
「単語」
способ:方法/приготовление:調理、準備
л(=литр):リットル/домашний:家の、自家製の
最初の”способ”のみが主格で、あとは全部生格に変化しています。意味上の区切りでは、「Способ/приготовления/3 л домашнего КВАСА」と3つに分けて考えるとわかりやすいでしょう。それぞれ1つ後ろのブロックが前のブロックを修飾しています。
3 лの読み方は「трёх литра」になります。
さて、次は本文の訳と行きたかったのですが、思ったより記事が長くなってきましたので、この辺りで一度切りたいと思います。
次回は引き続きパッケージ裏の手順を翻訳していきます。
こちらの本に自家製クワスの作り方が書いてありますので、興味のあるかたは挑戦してみてはいかがでしょうか。
ボルシチなど定番ロシア料理のレシピも載っていてオススメです。