ロシア旅行記|モスクワ・サンクトペテルブルク編(5)ペテルゴフ観光

今回は、世界遺産でもあるペテルゴフを観光した時の話です。

ちなみに港に面しているので、時期によっては非常に寒いです。
私が行ったのは9月下旬でしたが、風が強くかなり寒い思いをしました。
9月下旬以降に訪れる場合は、コートが必須でしょう。

観光シーズンからは外れていましたが、結構な数の外国人観光客団体が
多く見受けられました。

ペテルゴフ行きの高速艇から
ペテルゴフ行きの高速艇からの景色

噴水との対比が美しい庭園

ペテルゴフといえば、やはり噴水の存在感が目を引きます。
残念ながら私が行った時は夏は過ぎ、天候も曇りでした。夏の天気が良い日に
ぜひ行ってみたかったですね。

大宮殿前の大滝
大宮殿前の噴水は圧巻の一言

 

庭園の他にも、大宮殿を見学することができます。こちらの入場券は庭園への入場券
とは別売りです。一定間隔ごとに入場を行っているようなので、入場スケジュールを
事前に確認した上で、見学を行うと良いです。

 

ペテルゴフの庭園
噴水以外にも見どころのある庭園

 

再入場はできないので注意

入場券で入るエリアは下の公園と呼ばれており、そこを見学するだけなら大宮殿込みで
2時間ほどしかかからないと思います。

ちなみに上の庭園というエリアもあるのですが、これは一度ゲートから外に出なければ
行くことができません。(上の庭園自体は入場フリー)
ここで気をつけたいのが、下の公園は再入場不可ということ。

一度出てしまうと、もう一度新しい入場券を買わなければなりません。
私は一度食事をしようと外に出たのですが、再入場しようとしたところゲートが
入場券に反応せず。係員に「Only one chance」と言われたところで、再入場不可
ということを理解しました。

上の庭園自体は見どころが少ないため、入場券を2回買ってまで見る必要はないと思います。

上の庭園
参考までに 上の庭園で撮った写真

 

レストランは下の庭園にもあるので、食事はそこで済ますのが良いでしょう。
あるいは、軽食や飲み物を売っている屋台があったので、そこで何か買うのも
いいと思います。

復路ではちょっとしたトラブルに…

仕方がなく、入場券をもう一度購入して再入場することに。

適当に土産物の屋台を見ていると、そろそろペテルブルク中心部へ戻る船の
出発時刻になりそうだったので、港まで移動。

港に着くと、なぜか乗船券売り場らしきところまで誘導されます。向こうは
英語を話さないので、事情は全くわからず。

そこで乗船券を渡すと、戻ってきたのは復路分の乗船券の代金。
よく見ると、港に船はない。この事実から導き出されるのは…

そう考えていると、隣にいた観光客の女性が「船は欠航になった」という
ことを英語で教えてくれました。まさか…の事態です。

少しの間混乱はしたものの、「地球の歩き方」に書いてあるペテルゴフへの行き方を
チェック。高速艇の他にも、市内のメトロ駅からマルシュルートカがペテルゴフまで
出ているとのこと。

とすれば、当然ペテルゴフからメトロ駅まで行くマルシュルートカもあります。
メトロ駅までたどり着けば、宿まで戻るのは簡単です。

「地球の歩き方」の地図に「バス停」の表記があったので、とりあえずその場所
まで行ってみることに。その表記が示す通り、バスやマルシュルートカが発着
しています。問題は、どのマルシュルートカに乗るかということ。

ペテルブルク市内へ向かう車線は反対側なので、一旦大通りを渡ります。
バス停でうろうろしていると、老婦人がなにやらアドバイスをしてくれますが、
ロシア語なのでなにを言っているのかわからず…

ただ、結構ロシア人はこの方に限らず、色々なシーンで親切に助けてくれました。
このあたりは実際に行ってみると、ロシア人に対する印象が変わると思います。

マルシュルートカには番号と、行き先が車体に掲示されているので、通りを行く
すべてのマルシュルートカをひたすらチェック。

すると、目の前で人が乗り降りしていたマルシュルートカに「АВТОВО」の文字が。
これはメトロ駅の名前なので、この車両に乗れば市内までたどり着けます。
すかさず乗り込むことに。ちなみに、この旅行でマルシュルートカに乗ったのは、
これが初めて。

メトロ駅までたどり着けば、あとは路線図を見ながらメトロに乗り宿の最寄りまで
移動するだけ。船が欠航になったと聞いたときはかなり焦りますが、振り返ってみると
それほど大きなトラブルでもなかったという印象。また行きとは違った景色を見ながら
戻れたので、かえって悪くなかったかもしれません。

滅多にないことだと思いますが、ペテルゴフから市内に戻る高速艇が欠航になった
時には、ぜひ参考にしてみてください(笑)

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